ポプラ新書<br> 世界を救うmRNAワクチンの開発者 カタリン・カリコ

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ポプラ新書
世界を救うmRNAワクチンの開発者 カタリン・カリコ

  • 著者名:増田ユリヤ【著】
  • 価格 ¥1,045(本体¥950)
  • ポプラ社(2021/10発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591171448

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内容説明

祝ノーベル賞(生理学・医学)受賞!

mRNAワクチンを開発した研究者カタリン・カリコ氏に迫る力作。カリコ氏と親交のある、山中伸弥教授のインタビューも掲載!

なぜ、驚異的なスピードで新型コロナワクチンは生み出されたのか――。

東西冷戦下のハンガリーで、娘のぬいぐるみに紙幣を隠し渡米。当時、遺伝子研究が活況な中で、日の目を見なかったRNA研究に心血を注いだ。数々の挫折を経験しながらも、自らの信念を曲げなかった――。
カリコ氏へのインタビュー、研究者となるきっかけとなったハンガリー時代の恩師への取材を通し、氏の生い立ち、ワクチン開発の裏側、さらにはRNA研究の未来について描いたノンフィクション。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Aya Murakami

87
リアル書店購入本。 mRNAが薬品に使えるかもしれない、人の命を救えるかもしれない。はい、多分私の命もmRNAワクチンで救われたと思っています。職場が病院なので(今でも)いつ感染してもおかしくない状況ですし、残りの5パーセントで今もポツポツ看護師さんとかが感染していますし…。 どんなタンパクでも作ることができるmRNA…、理論上はアセトアルデヒドを分解する酵素をつくるmRNAを注射して二日酔い撃退とかもできそいうです。 rRNAとかtRNA偽装のmRNAでワクチンを作ったとか細かいへえーも詰まっていました2023/08/01

ミライ

42
現在世界中で接種されている新型コロナワクチンである「mRNAワクチン」の開発者であるカタリン・カリコさんの研究者としての半生と生きざまを紹介した一冊(リモートワーク対談形式)。社会主義体制下のハンガリーに生まれ、東西冷戦の中で不景気だった母国を去り、娘のテディベアに全財産を忍ばせてアメリカへ渡るなどかなりの壮絶人生。新型コロナワクチンは1年程度で作成・承認されたが、RNAの研究自体は数十年前から行われていたようで、読めばmRNAワクチンに対してのイメージが変わるかもです。2021/11/26

いーたん

28
コロナワクチンにとって欠かせないmRNAワクチンの開発に貢献した技術を生み出したハンガリー出身の女性科学者カタリン・カリコ氏の経歴と業績を、ご本人や関係者の方へのインタビューを通じて紹介されています。移民で訛りのある英語で話す、不安定な地位の女性科学者の話をちゃんと聞いてもらえることは少なく、いつも研究資金の確保に苦労されていました。しかし、自分の研究が、必ず誰かの何かに役に立つと信じて40年続けてきた成果が実を結び、パンデミックの世界を救いました。新しいことに挑戦することの大切さと困難さが伝わる一冊。2022/02/11

Tenouji

25
研究ものの読み物として素晴らしかった。mRNAワクチン開発者カタリン・カリコ女史の、伝記的な内容。ハンガリー出身の基礎研究者として、非常に厳しい状況を生き抜いてこられたことが綴られている。mRNAワクチンの仕組み自体は、そんなに詳しく語れていないが、iPS細胞とのつながりについて、最後に山仲教授が語られていて興味深かった。基礎研究と企業との間に「死の谷」があり、日本はそこを乗り越える仕組みづくりを避けてきたんだよね。2021/10/30

kan

22
mRNAワクチンの開発成功は、BioNTechを創業したトルコ出身の移民夫妻とハンガリーからの移民であるカタリン・カリコ氏の出会いあってのものだ。渡米の際にテディベアに現金を潜ませた話や、ペンシルベニア大学での冷遇は、東からの移民女性研究者の境遇を如実に物語る。ペン大の学生新聞で、資金と理解が得られず降格され、同郷の同僚と母語で話すことも禁止され、最終的には追い出され、特許は大学が獲得したことへの批判記事を読んだ。資金を獲得しやすい研究に走る大学と、女性で移民の基礎研究者の組み合わせは良くないだろうなあ。2024/01/28

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