ハヤカワ文庫JA<br> 芭蕉の娘

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ハヤカワ文庫JA
芭蕉の娘

  • 著者名:佐藤恵秋【著】
  • 価格 ¥968(本体¥880)
  • 早川書房(2021/10発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 240pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150315023

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内容説明

俳聖、逝く――旅に病んで夢は枯野をかけ廻る――芭蕉は門人たちに看取られて息を引き取った。命を懸けて句を詠み続けた生涯だった。だが、芭蕉には表とは異なる別の顔があった。その娘、雅と風の姉妹は『奥の細道』のとおりに父の足跡を辿り、句に込められた想いを解いてゆく。弟子たちの裏切り、姉妹を狙う魔手、暗号の如く仕組まれた句の真意……芭蕉の娘たちが最後に辿り着いた意外な真実とは? 清冽な俳諧冒険浪漫

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

rosetta

23
★★★✩✩芭蕉が遺した双子の娘。活発な姉雅と違い引きこもりで本好きな風は父の残した「夏草や」と「旅に病んで」に出てくる「夢」から奥州藤原氏の隠し財宝の行方に思い当たる。姉に調査を任せ安楽椅子探偵よろしく句に隠された謎を解く。やがて謎は赤穂浪士の討ち入りや幕府の政道への不満、石田三成の遺恨と根を深く広げ、蕉門の弟子達にも温度の違いが。芭蕉の弟子曽良こそ隠密であり芭蕉はそれと知りつつ隠れ蓑を務めたと言う設定は面白いしこう言うの嫌いじゃない。ただ説明があまりに端折りすぎかな、歴史用語なども書きっぱなしだし。2021/12/07

れーち

4
★★★☆☆2022/01/01

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