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内容説明
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さるに親がにをころされた子がにたちは、みんなで力を合わせて、さるのすむ山のばんばへ、あだうちにでかけます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ヒラP@ehon.gohon
15
語り部の味わいがにじみ出てくるような語り口調に、ほれぼれしてしまう作品です。 「猿かに合戦」とか、同一タイトルの「さるかにばなし」とか、絵本も多いので、お話としては良く知られた作品ですが、この語りで民話の味わいが感じてもらえたらと、読み聞かせにピッタリかと思いました。 搾取するさると、民衆としてこつこつ生きる蟹たちが、くっきりと描かれています。 蟹が柿を育てる際の念仏のような歌にも味わいがあります。2017/10/05
絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく
14
佐渡に伝わるおはなし。貧乏な百姓のかにどんとあかっつらのさる、表現の対比でかには良い人、さるは悪い人とされている。西郷竹彦さんが巻末に再話の仕方を書かれている。「さるかにばなし」は日本の貧しく、しいたげられた、しかし、明るくたくましく生きぬいてきた民衆のすばらしい姿がきざみこまれているます。2023/09/09
もも助
9
久しぶりにこの話を読んだ。西郷竹彦さんによるあとがきを読むと、「かにどん」と「あかっつらのさるのやつめ」という対照的な呼び方や、語り方、話の中味にもさまざまに苦心されていることがうかがえる。自分の記憶にはなかった、つぶされた親がにの甲羅の下からたくさんの子がにが生まれ、力を合わせて仇討に向かうという、より力強さが加わった話だと感じた。「ざらんざらん」「がしゃがしゃっと」「ずらずらっと」「がきがきっと」「ずぐずぐ」…擬音が多用されているのも印象的だった。2018/01/23
Totsuka Yoshihide
8
西郷竹彦文、福田庄助絵、(1967)、『さるかにばなし むかしむかし絵本』、ポプラ社。あとがきにある「『さるかにばなし』には、日本の貧しくしいたげられた、しかし、明るくたくましく生きぬいてきた民衆のすばらしい姿がきざみこまれています。」とある。「かにどん」と「あかっつらのさるのやつめ」という対照的な呼び方や語り手の態度を忠実に守られた呼び方が、物語をより一層幻想的な民話の世界に引き込む。福田氏の絵の迫力に子どもは泣いてしまう子もいたが、さるかに話の読み聞かせで1番好きな絵本です。2025/06/07
遠い日
8
牛のふんが登場する、好きなバージョンでした。オノマトペが物語の場面にいい効果をあげている。2020/02/13
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