シリーズ・自然 いのち ひと<br> なまはげ  秋田・男鹿のくらしを守る神の行事

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シリーズ・自然 いのち ひと
なまはげ  秋田・男鹿のくらしを守る神の行事

  • 著者名:小賀野実【写真・文】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • ポプラ社(2021/09発売)
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  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784591162675

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内容説明

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祝!ユネスコ無形文化遺産登録 ★「泣ぐ子はいねが」だけじゃない!観光ではない“なまはげ”の真の姿を伝えます★ 今では全国的に知られるなまはげ。しかし、子供たちを怖がらせる鬼のようなイメージばかりが定着しています。この写真絵本では、観光のなまはげではなく、男鹿の人々にとってのリアルななまはげに迫ります。35年にわたり、なまはげを撮り続けた著者が、迫力ある写真と充実の記事ページで伝えます。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ぶち

85
読友さんのレビューで知った本です。「なぐ子はいねがぁ~」秋田県男鹿半島の大みそかの行事"なまはげ"。その様子や舞台裏、由来を紹介してくれる写真絵本。私は"なまはげ"について誤解していました。包丁を持って各家を周り子供たちを怖がらせることでその成長を願う行事だと思っていました。男鹿半島の村々で暮らす人にとって、それは一家が新年を無事に迎え、先祖代々の暮らしを守っていく大事な神事なんだと、この本で知ることができました。こういう行事は、観光のためではなく、実際の暮らしの一環としてずっと残っていって欲しいです。2023/09/05

たまきら

38
なぜか小さい頃娘さんはなまはげ遭遇率が高く、銀座でバッタリ、スカイツリーでバッタリ、電車に乗ってバッタリ…と。長いことその時の恐怖が彼女を良い子にしていた気がします。すごいなあ、秋田。秋田の子どもが全国学力・学習状況調査で常にトップクラスなのにはナマハゲが絶対関係あると思う!…娘の2歳の時のクリスマスのお願いが「ナマハゲに会いたい」でした。そんなこんなで借りて来ておいたら…無関心!が~ん!…オカンだけが楽しみました。2022/02/19

ふじ

20
個人的には秋田三大冬の危険な祭りの一つと思っている。ローカルニュースで毎年泣き叫ぶ子どもを見せられ、例え実物を知らなくても「なまはげ怖い」と思ったものだった。しかし、大人になって改めて紙面で見ると、そのエキゾチックさは魅力的だし、維持するための大人達の努力には頭が下がる。ナマハゲの由来や面の種類が複数あることにも触れられていて、一冊でまずまず行事について詳しくなれるいい本。2022/02/01

ふうふう

14
★★★★☆鬼について知りたくて読む。鬼については、あまり書いていなかった。(そもそも、鬼をメインにした本ではないので、当たり前か。)写真家さんが作った本なだけあって、迫力あるもの、とぼけたもの、写真のパワーがすごい。鬼のお面の種類の多さも、楽しい。細眉の秋田美人の手元にパカパカのケータイがあって、時代を感じられるところが気に入った。なまはげは、子どもを泣かせるだけではないとわかったのも、収穫。2022/02/17

遠い日

9
ずっとなまはげを生で見たいと思い続けています。地域によってこんなにも顔の作り、印象が違うことを初めて知りました。この伝統行事を守り続けていくのは並大抵の努力ではないでしょう。しかも昨今は、事前にお断りする家庭もあるようです。なんでも伝統がいいとは思わなくなった人たちも存在するということですね。なまはげを丁寧にもてなす集落の人々には、邪を払い新しい年への希望を繋ぐ存在、神の依代であるということがわかる。2022/09/22

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