文春文庫<br> ざんねんな食べ物事典

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文春文庫
ざんねんな食べ物事典

  • 著者名:東海林さだお【著】
  • 価格 ¥710(本体¥646)
  • 文藝春秋(2021/10発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784167917715

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内容説明

人生に残念はつきものである
いまだ語られざる「ラーメン行動学」とは。山一證券から日大アメフト部まで、ざんねんな謝罪会見対策を考える。今回も買って損無し!

■「麺はやっぱり太麺」「だしは煮干」「バリカタ」「二郎」など
居酒屋などでラーメンがひとたび話題になると、みな侃々諤々、喧々囂々の大騒ぎに。
しかし、まだまだ語られるべきラーメンの新側面があった――!
ショージ君が考えた「ラーメン行動学」とは。

■メディアに溢れる「ざんねんな人たち」はなぜ、どこが“残念”なのか?
お辞儀ではなく、胸をかきむしってみてはどうか?
手ぶらなのが気になるので、謝罪会見のときは会見専用に開発された数珠を持ってみてはどうか?
山一證券から日大アメフト部まで、ざんねんな謝罪会見の「ざんねん」感を払拭する対策をショージ君なりに考えてみた「残念な人たち」。

――等々。
今シリーズ本も買って損なし、爆笑必須、
期待を裏切らないショージワールド全開の一冊です!

「オール讀物」人気連載、東海林さだお著「男の分別学」シリーズ。
2017年10月号~2019年1月号までの連載13本に加え、
『気がつけばいつもチェーン店ばかりでメシを食べている』の筆者・村瀬秀信さんとの対談「我らが“チェーン店”道」、
月刊文藝春秋特別寄稿「僕とインスタントラーメンの六〇年」も収録!

※この電子書籍は2019年5月に文藝春秋より刊行された単行本の文庫版を底本としています。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kinkin

97
2019年に単行本として出版された本の文庫版。タイトルではざんねんな食べ物事典となっているがこれは収められているエッセイのタイトル。ラーメンの話、歯磨きについて、かゆいにつぃて、懐かしの歌他。感じたのは丸かじりシリーズと文章が微妙に違ってきているのではないか。食べ物についての詳細な考察と哲学的な結論が減ってきているような気がする。といっても氏は昭和12年のお生まれだからもう84歳。文章に枯れが目立ってきてもそれはそれで味わいがあってもいいか。いつまでもエッセイが続けられることを望みます。2022/01/07

とんかつラバー

16
団塊世代くらいの人と思ったら1937年生まれの方だった!カズオイシグロやらニトリやら時事ネタを盛り込み、かつ深い洞察に脱帽。上手い噺家のような軽快な文章で、痒み産業の話などはクスッとしてしまい、酒蔵呑み倒れツアーはこんなのあったらサイコー!と思ったら本当にある(行きたい!)食べ物にまつわる話が多いがチェーン店の進化やチキンラーメンと共に歩んだ人生は歴史を感じる。2024/01/27

mawaji

9
ざんねんないきもの事典に触発されて書かれたのかもしれない本書は解説の文章にあるように他の追随を許さない「目の付けどころ」と「的確な表現」に裏打ちされた、誰も思い付かないような視点から綴られたエッセイなのでした。四畳半フォーク「神田川」の「♫小さな石鹸カタカタ鳴った」という一節から「二人で暮らした年月の長さを誇示して自慢している」という考察を引き出すスルドイ洞察力は80歳を超えても衰えることはないのだ。それにしても解説の長田昭二氏が東海林さだおの作品の解説を書く資格がある理由がとてもいい話でちょっと感動的。2022/03/27

れん

6
東海林さだおさんの本は久々だけど、謝罪会見への提案など安定の面白さでニヤリ。クールな視点にハッとします。色んなことにフラット目線だから、長年愛されているのかな。2021/12/12

takakomama

5
食べ物だけでなく、歯磨きや名字など身の回りのことも綴った、こじつけのような、自虐のような、生き字引のようなエッセイ。目のつけどころやイラストが楽しいです。御年84歳、まだまだ元気!2022/07/12

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