米中覇権戦争で加速する世界秩序の再編 日本経済復活への新シナリオ

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米中覇権戦争で加速する世界秩序の再編 日本経済復活への新シナリオ

  • 著者名:エミン・ユルマズ【著者】
  • 価格 ¥1,650(本体¥1,500)
  • KADOKAWA(2021/09発売)
  • ポイント 15pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784046052902

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内容説明

米国は「アメリカ is バック」の基、対中包囲網の強硬化を進め、一方中国は共産党建党100周年を迎え、ますます右傾化の道を歩んでいる。

本書では、新進気鋭のエコノミストが「混沌の2021年」を地政学から考察し「したたかな投資戦略」を導き出す。

新たな覇権争いのテーマとなる半導体、脱炭素、EVなど次なる巨大市場を徹底解説!

旧冷戦終結で低迷した日本経済は新冷戦開始で大復活を遂げる。「ジャパン is カムバック」のシナリオを描く!

・目次
Phase1 バイデン政権が目指す世界 5大施政方針から読み解く
Phase2 終わらない中国の覇権主義 毛沢東を標榜する習近平
Phase3 脱炭素社会に舵を切った世界 段階的に見直しが必要なエネルギーミックス
Phase4 半導体戦争の行方 日の丸半導体が復活する
Phase5 日本経済が復活するこれだけの理由 世界が日本を見倣う時代が来た!
Phase6 『会社四季報2021年夏号』から株式市場を展望する

(はじめにより)
いわゆるコロナ疲れである。これが原因で、世界で政権交代の嵐が起こるだろう。すでにアメリカでは政権が変わった。
トランプ政権のパンデミック対応の評価はさておき、パンデミックがなかったら民主党はまず勝てなかっただろう。
イギリス、フランスやドイツでも政権交代が起きる可能性が十分ある。欧州は最も長くロックダウンを行った地域であり、国民に相当不満が溜まっている。
日本国民も例外ではない。ーー
新しい世界はアメリカと中国の激しい覇権争いの舞台になるが、世界の平和と秩序を守るために日本が大きな役割を果たすことになる。
日本の人気がますます高まり、世界の富と頭脳が日本に集まり、日本はアジアの金融・貿易ハブとして栄える。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

きみたけ

50
著者は16歳で国際生物学オリンピックの世界チャンピオンの経験を持つ、トルコ出身のエコノミスト、為替ストラテジストのエミン・ユルマズ氏。互いに譲らない緊迫した米中駆け引きの中、包囲網を敷くアメリカと帝国主義化する中国をクローズアップ。その狭間で日本の半導体産業が復活なるか、また「日本経済が復活するこれだけの理由:世界が日本を見倣う時代が来た」と題し、日本固有の良さ(行儀の良さ、時間に性格、清潔感、サブカルなど)や東京の国際金融センター化など日本のアドバンテージを語ります。最後の四季報から株式市場の展望が👍2022/01/24

読書ニスタ

27
トルコ系日本人の、日本経済復活のシナリオ。中国の恒大、アメリカのテスラ。明日以降どうなるかという、節目。バブルかそれ以外か。2021/11/07

おおたん

22
投資勉強本。エミン本。2021年のコロナ禍の本。現在とちょっと先の未来をコロナ禍の現状把握と過去の歴史、そして、データをもとに今の立ち位置と今後の道筋を分かりやすく説明してくれています。特に米中と日本の良さについて知識を高めてくれます。投資している方は、読んで損はないと思います。◆サプライチェーンの見直し→半導体、電気自動車用高容量電池、医療品、レアアース◆脱炭素→ESG、クリーンエネルギー革命、自動車産業、セメント産業、鉄鋼、農業→インフレ◆都市鉱山→リサイクル概念◆お金は不安を嫌い、逃げ足が速い2022/04/02

ネロ

21
コロナもまだ渦巻きロシアがウクライナ国境沿いに戦力を集結している段階である2021年8月頃に記された一冊。著書内でも取り上げられている幾つかの企業、その中にはあのエヌビディアがあるが、なんとこのとき半導体売上がまだ9位!調べてみたら当時の株価は$200(今は$880)。もちろん日本のメーカーも。信越化学など半導体関連や電力関連など、この時期にこう言ったシナリオ分野を読んでおくべきだった!と今更感。2024/04/06

sakadonohito

11
先日読んだ半導体の地政学本と被る内容もあり、さらにその部分は薄味だった。日本は世界の工場の工場(素材やパーツ、工作機械の提供側)という面では今でも非常に強くもっと強みを国際政治に活かしてほしいようだ。半導体以外では2021年時点での株価推移やこれから元気になりそうな業界の推測など。そのへんは、ふ~んという感じだった。割と図やグラフがあり分かった気になれる。2025/01/10

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