内容説明
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いまでは「当たり前」に飲むことができるスコッチウイスキー。
だが、多くの苦労、多くの工夫、多くの苦難、そして歴史の結晶が、一杯のグラスに詰まっている。
著者自らが、蒸留所などを丁寧に回りながら、造り手、飲み手、風土など、現場でしか感じられない空気感を伝える一冊。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
古本虫がさまよう
5
著者は1974年生まれで、思想関連の本を出している(ようだ)。『世界がわかる比較思想史入門』なんて難しそうな(?)本も出しているとのこと。スコットランド哲学の研究をしていて、たまたまスコットランドで開催された国際学界に参加し、そこでたまたま「ザスコッチウイスキーエクスペリエンス」(スコッチのテイスティングや販売、歴史ツアーをしているところ)に遭遇した結果、このような本を書くことになったそうな。「かなりのお金を使った」と述懐しているが、そうだろう。この本に出てくる写真も、ほとんどが著者撮影というから驚きだ。2022/01/12
Koki Miyachi
3
スコッチに魅せられた筆者がスコットランドに何度も渡って訪ねた蒸留所への取材をベースにまとめたスコッチの本。掲載写真のほとんどが筆者自身が撮影したもの。スコッチの魅力、歴史を平易な説明で紹介。スコッチへの理解が深まること間違いなし。2022/03/05
土偶
0
著者はスコットランド思想研究者。スコットランドを学会で訪れた際に立ち寄ったスコッチウィスキー体験施設をきっかけにのめり込んだという。写真も著者の手によるもので、完璧すぎないスナップショットが紹介される各地の蒸留所やパブを巡り一緒に旅しているかのようだ。 スコットランド思想歴史文化を生業とする著者が、ウィスキーという切り口から別の見方が出来るようになったというのが面白い。2022/08/03