コトラーのH2Hマーケティング 「人間中心マーケティング」の理論と実践

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コトラーのH2Hマーケティング 「人間中心マーケティング」の理論と実践

  • ISBN:9784046053060

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内容説明

H2Hマーケティングとは、Human to Human Marketing、すなわち人間を中核に据えた、人間主体のマーケティングである。
たゆまぬ進化と引き換えに信用と効力を失いつつあるマーケティングに、「人間の役に立つとともにしっかり利益を生み出す」というかつての力と役割を取り戻すためのマーケティング手法だ。
著者らは、最新のマーケティング概念にデザイン思考、S-DL(サービス・ドミナント・ロジック)、デジタライゼーションという3つの神器を組み合わせることでH2Hマーケティング理論を完成させている。
Amazonやホールフーズ・マーケット、ウーバーなどの事例をはじめ、コロナ禍を踏まえて完成された充実の内容。
巻頭にはH2Hマーケティングの始祖である3名の著者からの日本へのメッセージ、各章末には経営学者の鳥山正博氏による日本の読者向けの解説文を掲載。
信用が通貨となった現在、H2Hは今や稼ぐための手法にとどまらず、生き残るために必要な視点である。

(本文より)
H2Hマーケティングは、人間と、人間が抱える問題(H2Hの課題)の解決を中心に据え、現在欠けている信用、誠実さ、高潔さ、共感、脆弱性、建設的な対話、サステナビリティ等の問題に取り組んでいく。
マーケティングの人間的な側面を再活性化させ、パーパスと情熱を持つ事業を成功させ、世界をよりよくしていこう!

<目次>
第1章 マーケティングの現状
第2章 新たなマーケティング・パラダイム――H2Hマーケティング
第3章 H2Hマインドセット――H2Hマーケティングの基盤
第4章 H2Hマネジメント――信用とブランドを重視する
第5章 H2Hプロセス――オペレーティブ・マーケティングを再考する
第6章 この難しい世界の中で

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

てってけてー

7
H2Hマーケティングは最新のモデルのこと。商品のクオリティや収益といった「販売視点」ではなく「信頼」「他者への奉仕」という人間の価値に視点を置くこと。相手を犠牲にして成果や利益を得る仕組み・売り込みといった非生産的なマーケティング活動をやめることが第一歩。以下3要素 デザイン思考:顧客に対し深い洞察をベースとした思考法 サービス・ドミナント・ロジック(S-DL):顧客との関係性を重要視しながら価値の共創を取り入れ、ネットワーク型の考えにシフト デジタライゼーション:紙の情報をデータ化するためのプロセス2023/12/04

mkt

4
H2Hマーケ:人間中心/構成①デザイン思考(ブランドフォーマティブデザイン、ブランドの人間化、顧客視点)②サービス·ドミナント·ロジック(ブランドの共創、オペラント資源としてのブランド、ネットワーク関係)③デジタライゼーション(カスタマーパス、ブランドコミュニティとfファクター、信用要素としてのブランド)/早期に頻繁に失敗する/人間中心のマインドセットを企業文化とする/信用とブランドを重視/5Aカスタマージャーニー:認知→訴求→調査→行動→推奨/売るな、役立て!/ 20220630読了 435P 29分

☆ツイテル☆

2
フライヤー2021/12/09

Hamutaro

1
一回通して読んでもなかなか入ってこない。デザイン思考、S-DL、デジタライゼーションの3本柱とした顧客、人間中心のマーケティング手法はある意味、商品中心のマーケティングが行き詰まった現在の資本主義、物だけが売れれば良い時代の行き詰まりを感じた。 それはIT革命によるものと、物が売れなくなった中、どう経済活動を動かしていくか、今後進んでいく方向のヒントになるのでは? この本自体は専門家ようなのか、自分の知識不足かわからないが、言いたいことは何となく理解できたかな。もう一回復習してみます。2021/11/27

Chisaka

0
これからはメーカーも何もかも、人と人との「サービス」による企業への信頼が重要という話。Simon SinekのThe Golden Circleとかにも通づる話。たしかにそうだな、と。2022/01/16

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