内容説明
日本で行われている建前ばかりの男女雇用機会均等やダイバーシティ経営は、むしろ「やったつもり」になることで現実を見る目を曇らせてしまいます。文化や歴史、習慣など世界との違いを学び、受け入れるところから本当の多様性が身につきます。そうすることで、「失われた30年」を脱し、日本人がグローバル社会で活躍できるようになるのです。
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かつて世界第1位の国際競争力を誇っていた日本は、バブル経済崩壊後、低下の一途をたどり、革新的なものを生み出すこともほとんどできていません。
この30年で、パソコンとインターネットが結びつき、巨大なコミュニケーション環境下で新たな価値観、文化が醸成されました。しかし、日本は多様性や型破りを認めようとしない社会です。「男女平等」「女性活躍推進」「ダイバーシティ経営」などが盛んに口にされていますが、日本のジェンダー・ギャップ指数はランクを下げ、最新の調査で156カ国中120位でした。この調子では、イノベーションは生まれません。
本書では、ブラジルで生まれ、アメリカの大学で数学を学び、アフロアメリカンの女性と国際結婚、また重量物ダンボールの会社を世界各国で大きく発展させてきた著者が、教育、ビジネスにおいて現在の日本の問題点をあぶり出し、今後、日本人が国際社会でどう活躍していくべきかを提案します。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yukiko-i
3
多様性の実現を考えるなか、一番しっくり納得できました。海外の視点からみれば日本の閉鎖性は見直す必要があると思います。とくに学校の多様性のなさ、校則による同調圧力の弊害は考えさせられました。2023/03/12
ろこ
1
大変勉強になりました。 日本の社会における悪しき慣習については、思い当たることが多々ありました。 同質性・均質性をよしとしていては、同じ材料ばかりでは新たなものはつくれない。そりゃそう、当たり前です。 自分を省みると同時に、次の世代には特に、多様性を尊重できる、柔軟で変化を恐れない人間に成長してほしいと思いました。2022/06/17
bokucokubo
1
学術的な視点から多様性が語られることはないと言った点で期待はずれであった。 あくまで筆者が体験したことをもとに日本の至らないところと世界の考え方が記載されている。 2022/03/17
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