ディスカヴァークラシック文庫シリーズ<br> 超訳 ベーコン 未来をひらく言葉 エッセンシャル版

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ディスカヴァークラシック文庫シリーズ
超訳 ベーコン 未来をひらく言葉 エッセンシャル版

  • ISBN:9784799327821

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内容説明

知識は武器だ!

激動の17世紀、学問と技術の革新をリードした大思想家による
思い込みを打ち破る名言集



フランシス・ベーコンは「知は力なり」というフレーズが有名で、実験と観察による「帰納法」を主張し「イギリス経験主義」の祖として知られる哲学者だ。
ベーコンの発言は、英語圏では非常によく引用されている。
現在の日本では一般には忘れられた存在となってしまったが、激動期の現在だからこそ、
おなじように激動の時代を生きたベーコンの「人生訓」にあらためて注目する必要があるはずだ。

ベーコンには哲学者と政治家という二つの顔がある。
ベーコンは、理想を説いた哲学者だけでなく、現実世界のなかで生き抜いた政治家でもあった。
ベーコンは自分の哲学上の理想を実現するためには、自分自身が政治家として影響力を行使するポジションにつくことが重要だと考えていた。
ベーコンは最終的に、イングランド国王ジェームズ1世のもとで、もっとも重要な国王の補佐役として、
実質的な「ナンバー2」のポジションまで上り詰めている。

ベーコンは、キャリアと人生を設計し建設するという発想と実践である「運命の建築術」を唱えた。
ベーコンにとっては、「運命の構築」もまた「実験」であり、
政治家ベーコンの「観察」から「帰納」された処世術は傾聴に値するものだ。
政治に限らず、ビジネスでも非営利組織でも応用可能だろう。

本書には時代を超えて現代でも通用する内容で、
かつ基本的に実践的な処世術にかんする名言162編を選び出したが、
「イドラ論」を含めた「哲学者ベーコン」の発言も収録した。
「イドラ論」とは、現代では「認知バイアス」として知られているものだ。
人間が人間である限り、そして人間がことばをつかう限り、先入観や固定観念といったバイアスから逃れることはできないのである。
この現代で、陰謀論やフェイクニュースに足をすくわれないためにも、ベーコンの忠告には耳を傾けたい。

【目次】
Ⅰ 成功の極意
Ⅱ 仕事の極意
Ⅲ 知性を磨く極意
Ⅳ 心を磨く極意
Ⅴ 人とつきあう極意
Ⅵ うまく立ち回る極意
Ⅶ リーダーの極意
ベーコン年譜
ベーコンと同時代の人物たち
主要参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

黒頭巾ちゃん

3
▼賢い人より愚直な人▼話してる途中で止めて興味を引く▼若者に新規プロジェクトを任せる▼2023/03/13

三浦郁子

2
学問に時間をかけすぎるのは怠慢である。学問を飾りのために使い過ぎるのは気取りである。機転の利いた人は学問を軽蔑し、単純な人は学問に感心し、賢い人は学問を利用する。学問それ自体は学問をどう使うかは教えてくれないからだ。──という学問についてのくだりが心に残った。2023/03/27

しゅうこう

2
ベーコンの4つのイドラを久しぶりに聞いた気がする。その他にも嫉妬や怒りを生じやすい人の特徴やそれらの感情に対する考え方、礼儀や友人に纏わる言葉など、概ね同意できる内容になっていると思う。ただ、「うまく立ち回る極意」のパートは必要なのか?笑「エッセイズ」からの引用と言われるとそれまでだけど、「未来をひらく言葉」と大々的に謳っている割には、なんだか似合わない内容のような。ビジネスに限って言うなら確かに必要な生き方だけど。2022/04/12

トッド

1
■悪い感情➡嫉妬、恐怖、心配、内攻する怒り、詮索、喜びはしゃぐ、人に言えない悲しみ。良い感情➡希望、快活さ、驚異、感嘆。■話に変化を加える➡時事に議論、物語に理屈、質問に意見、冗談に真面目。■要点の繰返しは時間の節約。■交渉➡自分の本音をさらけ出すor相手の本音を引き出す。■自分と似た人物を模範にする。■出世するとは自由を失う事。■傲慢な人は他人の自由を忘れ、卑屈な人は自分の自由を忘れる。■友人に話せば喜びは2倍に、悲しみは半分になる。■本当の処方箋は友人がしてくれる忠告。■重要な事程付けたしの様に見せる2022/08/03

goデロリアンgo

0
参考になるところもあるが古めかしくもある。

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