オードリー・タンの思考  IQよりも大切なこと

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オードリー・タンの思考 IQよりも大切なこと

  • 著者名:近藤弥生子【著】
  • 価格 ¥1,980(本体¥1,800)
  • ブックマン社(2021/09発売)
  • ポイント 18pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784893089403

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内容説明

「この新しい本で台湾の人々から日本の友達に
 温かい想いを伝えたいと思います。
 また、国民と政府の協力により、新型コロナウイルスを克服し、
 健康で安全な生活を取り戻すことができると信じています。
 ありがとうございました」  ――オードリー・タン

彼女のことを話すとき、
「IQ180の天才大臣」を枕詞にするのをそろそろやめよう。
オードリー・タンの思考は、そんな数値では語りきれない。
そして、私達ひとりひとりが、彼女の思考を知ることで、
この社会を変えていくヒントを得ることができるだろう。

オードリーはこう言っている。
「情熱や使命感は一定の時間を過ぎると使い終わってしまう
けれど、楽しさを原動力にすればずっと続けることができる」
――まずは、楽しむこと。


オードリー・タン公認本!
台湾在住10年のノンフィクションライターによる独占インタビュー。
オードリー氏が今、台湾政府の中で推進している、
「ソーシャル・イノベーション」を軸に仕事の仕方、コロナ対策、
アイディアを行動に移す方法、人との繋がり方、おすすめのデジタルツール、
これからの社会を良くするために何ができるか? 等々を縦横無尽に、
時にはユーモアを織り交ぜながら語っている。

台湾在住の著者である近藤弥生子氏は、
オードリー氏とその周辺の人達の言葉を一言一言、丁寧に掬い上げて取材。
台湾と日本の垣根を超えて、アフターコロナに私たち一人一人が
どう社会と関わっていけばより良い未来を作れるのか、
多くのヒントを示唆してくれる内容となった。

~彼女の人生をまとめる伝記ではなく、これまでの日々に彼女が何を思い、
どのように考え、どう行動しているかについて考えてみたい。
これが、政治ジャーナリストではなく生活者視点で物書きをしている私が、
本書を書くにあたって大切にしたことである。
本書を手に取ってくださった方の心に、少しでも「何か」が宿ることを願って~ 
――著者

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

けんとまん1007

80
オードリー・タンさん関連2冊目。以前、テレビで落合陽一さんとの対話を目にして、さすがと思った。言葉では簡単だが実行が難しいオープン、しかも、それを高いレベルで継続すること・・これ自体が答えでもある。IQよりEQ、やはりそうなんだ。タンさん自身、公僕の公僕であること、サポート側であることを常々、発言されている。それが高いレベルなので、物事が速く進むのだと思う。思考法が三つ、ORID法、デザイン思考、KJ法。あとの二つは多少なりとも勉強しているし、実行も。継続だ。2021/06/08

榊原 香織

76
まず、楽しむことOptimizing for Funー趣味でデジタル大臣やってる、と言い切るとこが凄い。 公演中、学生たちが演台に駆け上がって抗議しようとした時、抗議文を、ちょっと見せて、と受け取り、代わりに代読。その場が治まったそうで、緊急事態の対処もなかなか。 さらっと凄いオードリー・タン2021/10/16

踊る猫

36
オードリー・タンがなぜ日本でかくも人気があるのか。それは多分に日本人が持つ潜在的な英雄願望に訴えかけるところがあるからだろう。だが、本書から見えるオードリー・タンは私たちの隣人であり自分の天才性をことさらに誇示しないオープンマインドを持つハッカーである。カリスマ的な魅力が生まれるとしたら、それはそうしたオープンマインド性が逆説的に彼女の頼もしさを底上げしているのだろう。本書は台湾の歴史までていねいに調査して書かれた彼女をめぐる1冊であり、彼女の本質に肉迫するべく接近した本。著者の良心が光ったホットな1冊だ2023/04/12

本詠み人

29
知れば知るほどその凄さに畏敬の念を抱く✨この著書では、オードリー・タンさんへのインタビューを主軸に、彼女がこれまで「何を思い、どのように考え、どう行動したか」も時系列に纏められていて、台湾社会についても理解を深められた。最初から今のような国だったのではなく、彼女自身も先天性心疾患を抱えて生まれ、たくさんの苦難を乗り越えたうえで今がある。読み進めるうちに自然と彼女の思考の一端に触れられた気がした。一人の天才を待つのではなく、小唐鳳(小さなオードリー・タン)を心に宿すための思考法を身につける…これは難題だ🖖2021/05/20

yyrn

26
なんだかんだ不満はあっても、日本は平和なんだと思う。台湾のように若者が国の政策議論に顔を出すことがないのは(独裁政権でも、軍事政権下でもないのだから)難しい話は誰かに任せておけばよいと多くの国民が思っているからだと思う。だから、今だ長老政治がまかり通ている。それを許しているのは一人一人の日本人だと思う。▼この本を読み、台湾を褒め、日本の政治にダメを出す皆さんにお尋ねしたい。選挙で投票に行っていますか?マニュフェストを比較して候補者を選んでいますか?生徒会やPTA、町内会の役員を引き受けていますか?⇒2021/08/18

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