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内容説明
『テレプシコーラ/舞姫』に続く珠玉のバレエ作品! バレリーナを目指す16歳の澄は「本番に弱い」というメンタルを克服するための術を考え、彼女は迷走する……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
mocha
87
“ネガティブな言葉を決して口にしない!考えてもいけない!なぜなら大脳は考える言葉のすべてに影響を受けるから!”この主人公のように劇的に良い方向に行くことは稀だとしても、私にも思い当たる経験がある。あらためてポジティブシンキングの大切さを思った。『快談・怪談』も面白い。お正月には良い初夢が見られますように!2015/12/27
neimu
53
バレエマンガと思いきや、プラスのストロークで頑張ろうメッセージでした。転勤で少々ばてている自分への、タイムリーなメッセージとして受け止めていきたいと思います。こういう言葉の持ちよう、使い方は頭で分かっていても意識しないとなかなか難しい。子どもの頃から鍛錬されていると違うのかも知れない。大人になった今も実感します。2013/05/17
ユウユウ
23
再読。表題作は前向きとまではいかないまでも、否定的な言葉は使わないようにしたいと思える。優しい物語。2018/11/17
ぐうぐう
21
『テレプシコーラ』がそうだったように、バレエとはメンタルな競技であることを、この最新作においても山岸涼子は描こうとしている。『言霊』は、さらにそのことを際立たせる内容だ。本番で失敗してしまった苦い過去に囚われる少女が、いかにそのトラウマを克服していくかを、メンタルトレーニングを通して描いていくのだ。物語としてはいささか物足りないが、バレエが持つ繊細さは伝わってくる。2013/05/14
夜の女王
17
☆☆☆ いつも本番で失敗してしまう澄。人の言葉に動揺し、ライバルの失敗を期待する自分をもてあましている。ネガティブになって自縄自縛に陥りがちな心をどうやってプラスに持っていくか、実生活でも役に立ちそうな話だった。同時収録「快談・怪談」。私も“怪”より“快”派。宝くじに当りそうな夢を見たいわぁ。2014/10/25