角川文庫 八坂不動産管理の訳アリな日常 幽霊と同居、始めました。

著者名：飛野猶【著者】

KADOKAWA（2021/09発売）

• ISBN：9784041115183

内容説明

大手建設会社から子会社に出向することになった千夏。完全に都落ち気分だったが、異動先の不動産管理会社で、僧籍持ちの上司と浮遊霊と出会い、幽霊物件を担当することに。仕事も恋も波瀾万丈のお仕事小説！

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[はつばあば]

？八坂不動産？八坂神社じゃなく？。しかも訳ありな日常って香月日輪さんのあの私の大好きな妖怪アパート的な？？。そやねぇ人は死んでも大事に思っている人の傍にいてくれはるのやから何の心配もないんやね。それにしても晴高さんって僧籍持ってて元高校教師で現不動産屋なんて想像もつかへんし(^^;。その上、人（千夏）と幽霊（元気）が恋をして、その幽霊がデイトレーダーでお金を稼ぐ？？。悪霊も出て来るけれど夢みたいな生活・・刺激あるこう言う来世もいいかも(^^♪

2023/04/03

[よっしー]

タイトルにひかれ、手に取りました。幽霊が見える千夏が配属された先て幽霊がいて、上司も僧籍がありお祓いとかも出来て、かつその幽霊も怪しい物件捜査に協力する上に、千夏の家で同居する。もう、何でもありな展開だなと思ってしまいました。色々と突っ込み所は満載なのですが、フィクションとして楽しむなら良いのかな。

2024/09/20

[しぇん]

KindleUnlimitedで。部署の不祥事に巻き込まれて子会社に出向になった主人公の配属先は幽霊関係のトラブル対応の部署で。悪霊もいる世界ですが幽霊と恋仲になったり、幽霊がタブレットで経済活動始めてたりと、中々とんがった話でした。

2023/03/10

[なみ]

夢だったプロジェクトから外された千夏が、異動先で出会った幽霊と同居を始める話。 メイン3人のバランスが良くて読みやすい。第2章が特にお気に入り。 千夏と元気の距離が徐々に縮まっていくのにキュンとしたし、晴高のツンデレっぽいところも好きです！

2021/09/30

[紅羽]

彼女へプロポーズをする当日に事故で命を落とした男性、元気と幽霊を視る事の出来る女性、千夏が恋に落ち、やがて元気を死に追いやった事故がただの事故ではなく、大きな事件へと繋がっている事に気付き、立ち向かっていく作品。人間と幽霊の恋。最後は二人がどうなっちゃうのか気になって頁を捲る手が止まりませんでした。幽霊がスマホやタブレットを駆使してお金を稼いだり出来るという事は、もし凶悪犯が幽霊になって、それを利用した犯罪を犯したりしたら、果たして幽霊の犯罪は立件出来るのでしょうかね。

2023/02/24