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内容説明
ビル・エヴァンス最期の恋人が綴る、
ジャズと薬と性と愛、そして死。
“時間をかけた自殺”とも評された最晩年の記録。
巨匠ビル・エヴァンスの最晩年。
その人生と愛と音楽とが交差する地平
――山中千尋さん推薦!
1979年4月、薬物が原因で妻ネネットと別居中だったビルとの出会いによって、ローリーの人生が大きく変わり始める――。
著者は、ビル・エヴァンス生誕90周年記念公開作『タイムリメンバード』にも登場したローリー・ヴァホーマン。
70年代末のジャズシーンを背景に、憧れの地ニューヨークでの挫折、ビル・エヴァンスと交わした愛、希代のジャズピアニストが生涯にわたり苦しみ続けたドラッグとの関わり、正妻との対面、そしてビルが息を引き取る瞬間までを赤裸々に綴る。
ビル直筆のラヴレター(翻訳付き)、ローリーに捧げて書かれた曲の楽譜、イラスト、写真など本邦初公開となる図版も多数収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
どんぐり
90
本書は、ビル・エヴァンスの最期の恋人として過ごした著者の回想紀である(原著2010年刊)。1980年9月15日、マウントサイナイ病院に向かう車の後部座席で「溺れてしまいそうだ」と血を吐き、恐怖を目に宿らせた男が最期を迎えていた。助手席にはローリー・ヴァホーマンが、運転席にはドラマーのジョー・ラバーベラがいる。22歳のローリーが出会ってから18か月後、薬物使用に溺れた天才ジャズピアニストを見送ることになる。ビルを待つローリーと死を待っているビル。あんな美しい曲を弾いてくれるのに、ジャズマンは麻薬禍で死ぬ。→2021/11/28
R
45
氏については、曲と紳士然とした姿しか知らなかったので、ここに描かれている姿は衝撃的だった、まさか薬物中毒で女性にもだらしないひどい男だったとわ。最期を看取った女性の日記からの散文書き起こしなので、ちょっとよくわからない部分も多いし、意図的に一方的な内容で書かれているのだろうけど、ビルエヴァンスの表面的な男性としての優しさと、美化された思い出ともいうべき内容が興味深い。ピアノや曲に関する何かを期待したけどまったく記述ないのが残念だが、そんな最期だったのかと知れたのはよかった。2022/07/10
コチ吉
8
スタンゲッツの伝記でも思ったが、ジャズミュージシャンには性格破綻者が多い。でも私はエヴァンスの音楽を限りなく愛している。誰かが、「ビルの死はゆっくりとした自殺だった」と言っていた。2021/11/30
Koki Miyachi
4
ビル・エヴァンスの晩年期のガールフレンドが、共に過ごした18ヶ月を綴っている。偉大なジャズピアニストとしてしか知らなかったビル・エヴァンスのプライベートのエピソード満載。驚愕の事実が数多く書かれており、読む価値は十分にあるが、文章と全体の構成力がやや魅力を欠いている点が残念。2022/01/06
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