ヨーコさんの“言葉” わけがわからん

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ヨーコさんの“言葉” わけがわからん

  • ISBN:9784062204613

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内容説明

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大好評! NHKの人気番組「ヨーコさんの“言葉”」ついに第3弾刊行! 300万部突破、大ベストセラー絵本『100万回生きたねこ』の著者、佐野洋子さんによるエッセイは、痛快で心を貫く言葉であふれています。ヨーコさんの世界観にぴったりだと大好評の北村裕花さんの250点近いイラストも、オールカラーで収録。


大好評! NHKの人気番組「ヨーコさんの“言葉”」ついに第3弾刊行! 
300万部突破、大ベストセラー絵本『100万回生きたねこ』の著者、佐野洋子さんによるエッセイは、痛快で心を貫く言葉であふれています。ヨーコさんの世界観にぴったりだと大好評の北村裕花さんの250点近いイラストも、オールカラーで収録。

第1話の「神の手」は、芸術家やテニス選手のような神の手を持つ人と凡人の差を、意外な視点から分析。第2話「言葉」では、芸能人から詩人、ヨーコさん本人まで、別れの言葉のオンパレード。本作を読むと、別れの言葉はそんな軽々しく言ってはいけないと思うはず。第5話は「うるさいわね」。母子の関係は今やきれいごとが取り払われ、毒親呼ばわりされる始末。そんなヨーコさんも母親への憎悪を赤裸々に綴る。がしかし意外な結末が。表題作の「わけがわからん」はヨーコさんの夫婦観。ヨーコさんがあっと驚く1+1じゃない夫婦の絆が語られる。バッグ選びで一生後悔するヨーコさんがいる第6章の「私はどちらも選べなかった」。そして第9章では、ヨーコさんの人生の終い方が描かれます。 

第1作、第2作で寄せられた読者のみなさんの感想には、「友人や肉親に広めて、みんな、感動」「なんて奥が深いの」「重いテーマでも前向きなので楽しく読める」などがあり、あらためて本を味わって感じた思いが届いています。

目次

その1 神の手
その2 言葉
その3 カラオケセットと井戸端会議
その4 お月さま
その5 うるさいわね
その6 私はどちらも選べなかった
その7 真二つの結婚
その8 わけがわからん
その9 二〇〇八年冬

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

いつでも母さん

127
佐野さんの言葉に北村さんの絵がとても良い。佐野さんが余命宣告されて鬱が治ったというのがなんだかわかる。ストンと自分の人生を思い死を思うのだが、自分の死は平気だが友人には死んでほしくないという。「自分の一生はいい一生だった」と思えるそうだ。私もそう思いたいなぁ。夫婦は愛が情に変質した時から始まるという。私も既に情を生きているなぁ・・まだまだ沢山の言葉を紡いで欲しい方だった。今更ながら合掌ー2017/02/13

101
佐野洋子さんがお亡くなりになる前に、死期がわかってから鬱が治ってすがすがしい気持ちでいらっしゃったことがとても嬉しくなりました。自分の死は怖くないが周囲の人には死んでほしくない。死の怖いところはそういうことなんだなと改めて実感しました。本作も胸がじーんとするようなあったかいエピソードが多くて良かったです。2017/01/28

Ikutan

74
ヨーコさんの"言葉"第三弾。今回はしみじみと染み入る言葉がいっぱい。年齢を重ねてきたからこそ分かること。その観察力や思考力に感心したり頷いたり。人生論。男女論。夫婦論。夫婦とは愛が情に変質した時から始り、持続すること。ふむふむ。深いなぁ。でも、ヨーコさんでもわけがわからんらしい(笑)寿命を告げられる病を得て、うつ病が消えたというヨーコさん。案外人生そうなのかもね。生に執着しない生き方。見習いたいものです。そして『私の人生、いい一生だった』と。最後の言葉にホロリとさせられた。何度も読み返したい一冊。2017/02/28

ヒロミ

69
表紙の猫にいつも癒されつつ、しみじみとした内容には相変わらず泣かされる。「神の手」と「お月さま」が特に好き。ヨーコさんのものの見方はどこか哲学的だ。さらりと自分の余命の話が出てくるので胸が締めつけられた。私の好きな「ラブ・イズ・オール」が次の巻に収録されるのを祈っております。泣けるんだ、これも。2017/04/13

pukupuku

67
そっかぁ、夫婦に科学が入り込む隙間はないのね。妙に納得。ヨーコさんの言葉は、シュールなのにキュンとする。ゆるふわの絵と相まって、しみじみ愛着が湧いてくる。2019/05/18

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