ヨーコさんの“言葉”

著者名：佐野洋子【文】/北村裕花【絵】/小宮善彰【監】

講談社（2021/09発売）

• ISBN：9784062196550

内容説明

※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。

ＮＨＫの人気番組「ヨーコさんの“言葉”」が、大人のための絵本になりました！
この言葉を見事に絵で伝える北村裕花さんの250点近い作品もオールカラーで収録。

大ベストセラー『100万回生きたねこ』の絵本作家・佐野洋子さんが、シンプルな視点で教えてくれる、ほんとうの幸せのカタチ、人生を豊かに生きる秘訣。
ヨーコさんの、手加減しないけれど深いまなざしで綴られたエッセイにも多くのファンがいます。そんなエッセイから、選りすぐったのがこの1冊です。

ヨーコさんは本作で、才能神話や美容整形ブームといったものの本質を突くいっぽうで、個性や自由、愛情について、老後の幸せについて、日常生活の出来事をとおして気づかせてくれます。
そして私たちは、その言葉に触れると、何を手放したら豊かに生きられるかが見えてきます。
何につけクヨクヨしがちな人、自分らしく生きたいけれどなかなかできない人、もちろん人間関係で心が折れそうな人にも役立つはずです。
※この商品は紙の書籍のページを画像にした電子書籍です。文字だけを拡大することはできませんので、タブレットサイズの端末での閲読を推奨します。また、文字列のハイライトや検索、辞書の参照、引用などの機能も使用できません。

目次

その１　才能ってものね
その２　出来ます
その３　ハハハ、勝手じゃん
その４　大きな目、小さな目
その５　神様はえらい
その６　あ、これはダックスがお父さんだ
その７　腹が立っている時は……
その８　こんぐらがったまま、墓の中まで
その９　段々畑を上がっていった家にお嫁にいった

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

[馨]

佐野洋子さんが年を重ねられて今の世の中や過去を振り返り思うこと。美容整形や正義（政治がらみ）、飼い犬のこと等、超ストレートに、優しい言葉で、だけど時に芯の通ったしっかりとした意見も述べられています。

2015/08/09

[ぱんにゃー]

【私は気分転換などしない】　『気分転換する必要はない程　陽気で幸せなひとなのではない。　ほとんど常にかぎりなく滅入っている。』　私は中間かな(＾ω＾)　（どの状態でも安定していればいい。と思う。現状がイヤだから「転」とか「換」とかしたくなる）／　『気分転換など自分でするものだと思っていない。あちらからやって来る。』　ここ！　ちゃんと、いろいろやって来る♪

2015/10/07

[積読亭くま吉(●´(エ)｀●)]

★★★★｢愛は身近に居るものをいつくしむところから生まれて、それは実に不公平なえこひいきで、美意識すら変えるものなのだ。｣NHKの番組「ヨーコさんの言葉」を書籍化。ニヤニヤ、ごろごろ、ふむふむと読み進め。いきなり脳みそのど真ん中、間脳をガッシリと踏みつけられ、分かってんのか？おい。なぁ、分かったような顔して、ぜんぜんっ分かって無いんだよ！おい。ヨーコさんの言葉に打ちのめされる快感。「ねぇ、愛してる。ヤダって言われても、愛してる。でもさぁ、愛って何だろうね｣汗ばむ太い首にしがみつきながら声に出してみた。

2016/06/18

[あん]

ＮＨＫの人気番組ヨーコさんの“言葉”」を書籍化したものだそうです。北村裕花さんの味わい深い絵と、佐野洋子さんの文が見事にマッチして、とっても面白い大人の絵本です。これはテレビも見てみなければです。

2015/10/01

[pukupuku]

ヨーコさんの言葉は、ここから始まったんだね。中数冊を先に読んだせいか、ちょっと抑えめなところがあるように感じるのは気のせいかな？にしても、ふむふむって頷けることが多いこと。心の中では思ってても、なかなかうまく言葉にはできない気持ちを、ヨーコさんはこの本の中に閉じ込めてくれたんだね。

2019/06/01