転形期の世界 - パンデミックの後のビジョン

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転形期の世界 - パンデミックの後のビジョン

  • 著者名:Voice編集部
  • 価格 ¥950(本体¥864)
  • PHP研究所(2021/09発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784569850436

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内容説明

パンデミック、大国間競争の本格化、地球環境問題の深刻化など、人類は大きな曲がり角、いわば「転形期」の只中にいる。単なる過渡期というだけにとどまらず、矛盾や対立も併存する緊張状態にあるといえよう。この局面を乗り越えるための視座とビジョンを、各界の第一人者が提示する。 【本書に登場する識者と論考のテーマ】柳井正「サステナビリティと経営」/小林喜光「生き残る企業」/マルクス・ガブリエル「倫理国家・日本」/養老孟司「情報処理に偏重する現代人」/宇野重規「直接民主主義」/レベッカ・ヘンダーソン「環境問題を解決する資本主義」/御立尚資&ヤマザキマリ「現代のルネサンス」/仲野徹&宮沢孝幸「新興ウイルス」/安宅和人「人類の危機」/森田真生「弱さの自覚」/村上陽一郎「科学の可能性と限界」/岩井克人「変貌する会社と雇用」/中西寛「文明の二重転換」/村山斉「基礎学問の重要性」/谷口功一「『夜の街』の憲法論」/兼原信克「経済安全保障の強化」

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

tamami

43
大きな曲がり角を意味する花田清輝の言葉、「転形期」に当たって、月刊『Voice』誌上に、パンデミック以降に掲載された論考やインタビューをまとめたもの。柳井正:サスティナビリティと成長を両立せよ、小林喜光:「境界線なき時代」に生き残る企業、マルクス・ガブリエル:日本は「世界一」の倫理国家だ、養老孟司:「情報処理」に偏重する人類の愚、仲野徹&宮沢孝幸:新興ウイルスは何度でも現れる、村上陽一郎:科学理解と「寛容」の精神を取り戻せ、村山斉:「役に立たない学問」が国を救う等々、題目を示すだけでも内容が伝わってくる。2021/09/25

さきん

25
柳井氏はどの口がいうかと思ってしまう(笑)。小林氏も初めてしったが、この立場で言うか、一番批判される組織は経団連じゃないのと思ってしまう。宇野氏の民主主義の模索やガブリエルの倫理の重要性を説く文章はとても良かった。2021/11/25

ikedama99

10
「こんな本がある」・・という書評の中で見つけた本。読んでいて、面白い内容も多い:養老猛司の「「情報処理」に偏重する人類の愚」、村上陽一郎の「科学理解と「寛容」の精神を取り戻せ」、中西寛「文明の「二重転換」と日本の役割」・・などは読んでいて気づかされることもあって、刺激もあり考えながら、また線を引きながらも読んだ。ただ、月刊誌「Voice」に掲載されたものをまとめたためか、一つ一つが短いと思う。もっと続きを・・と思うことが多々あった。あとは個々にあたるしかないのかな。2022/07/25

U-Tchallenge

5
コロナ禍が続いている。新型コロナウイルスの影響により、社会の至るところで変化することを迫られている。そんなことをいろいろな角度から考えることのできる内容となっている。独立研究者の森田真生の「『弱さの自覚』が開く生態学的紐帯」が、個人的には納得できるものであった。依存しないことが自立ではなく、依存していると自覚されないような依存をいくつも作っておくことの必要性を考えることができた。コロナ禍において社会の変化を感じている者、社会の変化を考えたい者にとっては必読の一冊に間違いないだろう。2021/10/02

Go Extreme

4
柳井正・サステナビリティと経営 小林喜光・生き残る企業 マルクス・ガブリエル・倫理国家・日本 養老孟司・情報処理に偏重する現代人 宇野重規・直接民主主義 レベッカ・ヘンダーソン・環境問題を解決する資本主義 御立尚資&ヤマザキマリ・現代のルネサンス 仲野徹&宮沢孝幸・新興ウイルス 安宅和人・人類の危機 森田真生・弱さの自覚 村上陽一郎・科学の可能性と限界 岩井克人・変貌する会社と雇用 中西寛・文明の二重転換 村山斉・基礎学問の重要性 谷口功一・『夜の街』の憲法論 兼原信克・経済安全保障の強化2021/11/04

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