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内容説明
20年以上、カウンセラーとして職場の「嫌がらせ」やいじめなどの問題を扱ってきた著者によると、他人をいじめる大人はおおよそ3種類に分けられるという。自分の感情をコントロールできない「感情型」、自己愛が強い「自己愛型」、他者が自分にとって使える人間かどうかでしか判断しない「他者利用型」である。では彼らによるいじめにどのように対抗すればいいのか。敵愾心を持つのは逆効果。本書では大人としてもっとふさわしい対抗策を解説するとともに、長い目で見て最も有効な解決策として、他者と本当の信頼関係を作り上げる「傾聴」のスキルを紹介する。 (内容例)「自分が正しい」と思い込んでいる人の怖さ/自分たちと違うからいじめるという同調圧力/「そんな発注は受けていない」と言うCさん/上司から大量の本を読むことを強要されたBさん/人の噂に尾ひれをつけて拡散する人たち/公園デビューで仲間外れにされたOさん/自分自身を楽にする「傾聴」の本質
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
kana
29
読んでいると身につまされて少し苦しい。私はどうしてこんなに激昂したり嫌がらせしたりする人がいるのかその心理が理解できない。けれど、残念ながらそれは突然起きる。そしてこれを読むと少なくとも大人のいじめはいじめる側のキャラクターに問題があることがわかります。だけどそれで自分がいじめる側にならないと考えるのは早計。誰しもがその闇と繋がっている。問題の根本解決はプロに任せるべきだし時には全力逃走した方がいいけど対処法としては「傾聴」が大事だそうで、訓練することが可能。私も他者を思いやれる人でありたいと思います。2021/11/17
源
26
ネガティブな事例が並び、休日には疲れてしまいそうだと思いながら読み進んだ。自分の周辺で起きていることよりも深刻で悪質なケースがたくさんあるんだと想像できた読書だった。それで気が軽くなるというのもどうかと思うが・・・(・・;)。メンタルヘルスに日本全国、長期にわたって携わってきた著者60歳の、希望の持てる文体に励まされた時間だった。2021.9.27最も印象的だったのは2021/11/20
活字スキー
24
相も変わらずネット上には悪意が溢れ、自分のようにコミュニケーションに難のある人も多い。たまたま書店でタイトルが目についたので、何か参考になるものがあれば……と思って読んでみる。著者はカウンセラーとして職場のお悩み相談的な仕事を長年続けてこられた方で、心理学的に突っ込んだ話はほとんど無かった。いくつかの実例紹介のあとで問題解決の鍵として説かれた「傾聴」の大切さは、岡田尊司先生が言うところの「安全基地を持つ/誰かの安全基地になる」ことと同じだと思う。もう少し本書ならではの「そうだったのか!」が欲しかったかな。2021/11/14
かず
13
★★★★Audible。2022/05/31
coldsurgeon
9
職場などで見られる大人たちに見られるいじめ。その構造は、子供の世界のいじめに似ている。他者に対して想いを馳せることができない人が、いじめる側になる。いじめる側を諭す方法はないが、いじめられた側あるいは傍観していた人たちは、傾聴という姿勢を持ち続けることが良いようだ。2021/10/22
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