NHK出版新書<br> 鎌倉殿と執権北条氏 義時はいかに朝廷を乗り越えたか

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NHK出版新書
鎌倉殿と執権北条氏 義時はいかに朝廷を乗り越えたか

  • 著者名:坂井孝一
  • 価格 ¥1,023(本体¥930)
  • NHK出版(2021/09発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784140886618

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内容説明

2022年大河ドラマ「鎌倉殿の13人」時代考証者による決定版!

伊豆の地方豪族だった北条氏は、いかに流人時代の頼朝と出会い、源平合戦、幕府草創期を経て、熾烈な権力闘争の末に承久の乱を制したのか。源氏、朝廷側からだけでは見えてこない幕府内の駆け引きや争いの一部始終、複雑極まりない人間関係を、常にその中心にいた時政・政子・義時を軸に生き生きと描きだす。鎌倉殿はなぜ北条氏を重用し続けたのか、宿老十三人による合議制の内実とは、実朝暗殺事件の犯人と狙いは、なぜ義時は将軍にならなかったのか――。第一人者が通説を検証し、この時代をめぐる疑問の数々に答える決定版!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

パトラッシュ

105
伊豆の小豪族の娘北条政子が貴種たる頼朝の妻になったのをきっかけに、北条氏が天下の権を握るまでに至る過程は秀吉並みの出世物語といえる。時政や義時に権力掌握の意志があればこそ実現したのであり、発足間もない幕府内での人間関係や政治抗争などを『吾妻鏡』などの公式記録に頼らず解明していく。東国武士にとって朝廷との外交は最も難しく面倒な話だったが、実朝暗殺を機に圧力をかけてきた後鳥羽上皇を実力排除するまでに義時が政治感覚を身に着けた結果が時代転換を大きく進めたのだ。田舎武士から政治家への成長記録と見えるかもしれない。2021/11/24

buchipanda3

98
著者は来年の大河ドラマの時代考証をされているということで観る前の予習として読んでみた。中身は頼朝の流人から挙兵、幕府設立、源氏三代、そして承久の乱までを網羅。それらを北条氏側の観点から考察するというのが特徴となっている。中でも史料を丁寧に読み解くことで、頼朝や北条氏、その他の面々の関係性だけでなく、それぞれの人間性が明確に浮かび上がってくるのが面白い。まるでドラマを観ているかのよう。頼朝は義時に対して自分と似ている面を見ていたのかとか。俗説の真偽判別や大胆な仮説も興味深く読めた。ドラマに反映されるのかな。2021/12/31

死んだらシリウス行ってみたい

82
 歴史を対象とする読み物として、内容的にも読み物としても興味の持てるいい本だった。さらに集中した内容の本も読んでみたいと思う。ただ北条政子を「ただ実家の北條への思いだけの冷たい女ではない。」それをさらに記述してほしかった。あの時代、あの状況、そうするしかほかなかったのか、2人の息子、2人の娘ある意味、政争の末、早死にした。大河ドラマに中心的人物として頻出、日本史上悪女のなかの大物、日野富子や淀君を肩を並べる大物だ。興味半分でしかないが、当時の日本にとってはトップクラスの大物だった。いい本でした。2024/06/02

Kiyoshi Utsugi

49
著者の坂井孝一氏は、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」の時代考証を担当されている方です。 呉座勇一氏が時代考証を外れたので、今ではこの方が筆頭になってるみたい。 著者の作品「承久の乱」は朝廷の視点から、「源氏将軍断絶」は源氏将軍の視点から描いており、今回の作品は北条氏の視点(時政、政子、義時)から描いた三部作になるとのこと。 地方豪族の一つであった北条氏が、いかにして朝廷を乗り越えるまでになったかを解説したもので、結構面白かったです。😀2022/01/25

翔亀

46
【中世1】いずれは始めようと思っていたのがシリーズ読書【中世】。網野善彦を軸にと。ちょっと先走ってしまったのは、勿論大河ドラマ「鎌倉殿の13人」のせいなのだが、断っておくと数十年来ほとんど観ていない(同時間帯の日曜美術館を観ている)。しかし今回は地元なのでつい。で、著者はこの大河ドラマの時代考証者。しかも「曽我物語」を得意としているらしい。「曽我物語」ももちろん読んでいないが、この登場人物の<虎御前>の遊女宿が自宅のそぐそばにあったらしく、いつも散歩している"この森"の周辺には<虎御前>の史跡がたくさん↓2022/01/28

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