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内容説明
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人の世にある「ぬくもり」をおとどけします。
大好きなお母ちゃんにクリスマスプレゼントしようと、商店街に出かけた幼い姉と妹。でも、二人のおこづかいをあわせても、なんにも買えません。
そのとき、歳末の福引きの鐘が、カランカランと鳴り響きます。「そうや、福引きでハンドバッグを当てよう!」と思いついた姉弟ですが……。
さあ、二人がお母ちゃんに贈った、すてきなクリスマス・プレゼントとは……?町の人々のやさしさが心にしみる絵本です。
2009年度の課題図書「おこだでませんように」の作者・くすのきしげのり先生が贈る、心があたたかくなるお話です。
●くすのきしげのり先生からのメッセージ●
大好きなおかあちゃんへの、クリスマス・プレゼントを買いに出かけた幼い姉と弟。おかあちゃんのことを思う、やさしい「おとうと」。
正直であろうとした「おねえちゃん」。
そんなふたりのために、福引の補助券を出し合う、親切な「おとなたち」。
そして、子どもたちに「やさしい心」や「」正直な心」がそだっていることを、最高のクリスマス・プレゼントとして受け取ることができた「おかあちゃん」。
人の世にある「ぬくもり」をお届けします。
(底本 2010年12月発行作品)
※この作品はカラーです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Kawai Hideki
87
関西が舞台の母と姉弟の物語。本文から切り詰めた家計が伝わってくる。お母さんはいつも自分のことを後回しにしていると娘が指摘。弟と一緒になけなしの小遣い80円を出し合い、年末の商店街へ。当然、買えるものはないのだが、福引券を持っていることを思い出す。長い行列に並んでやっと福引できると思いきや、「それは補助券。10枚集めないと」と追い返される。あてどなく彷徨う二人は、ポストの下に落ちている福引券を見つけるのだが…。子供達のまっすぐで張り詰めた気持ちと、大人達の暖かさに、不覚にも読みながら泣いてしまった。2017/02/05
はる
78
あたたかい物語です。クリスマス。いつも自分のことは後回しのお母さん。そんなお母さんのために幼い姉弟がプレゼントを贈ろうとします……。思うようにいかず、ピンチの連続の姉弟にハラハラドキドキ。だから一層、ラストに胸が熱くなりますね。周りの大人たちが素敵だなあ。関西弁の響きも優しい。狩野さんの柔らかなタッチの絵もあたたかい。2019/11/29
ムーミン
68
くすのきしげのりさん本人の読み聞かせで味わいました。涙が出てしまいました。2023/07/27
gtn
59
幼き姉弟の母への思いが美しい。姉は少し年上な分、そこに良心が加わる。母は子の健気さと成長を同時に味わうことになる。2020/02/12
Natsuki
54
優しい絵とお話に思わずウルウル😢そうそう、お母さんって、いつだって自分はいいからって言ってたし、いまだに言ってる気がする。そんなお母さんにクリスマスプレゼントをあげたい姉弟。お姉ちゃんは良心が芽生える年頃。弟にはまだそんなことは分からない。でも、お母さんにプレゼントをあげたいっていう気持ちは同じ。その気持ちが優しくて切なくて。とてもあったかい気持ちになりました。2019/03/25
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