- ホーム
- > 電子書籍
- > 絵本・児童書・YA・学習
内容説明
【ご注意】※お使いの端末によっては、一部読みづらい場合がございます。お手持ちの端末で立ち読みファイルをご確認いただくことをお勧めします。
怒られてばかりいる子の心の中を描いた絵本。
「ぼくは、いつでもおこられる。家でも学校でも…。休み時間に、友だちがなかまはずれにするからなぐったら、先生にしかられた」いつも誤解されて損ばかりしている少年が、七夕さまの短冊に書いた願いごとは…?
※この作品はカラーです。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
海猫
298
童心にかえる、というよりは大人として考えさせられる絵本だった。2011/02/03
やま
233
おこだでませんように 2008.07発行。字の大きさは…大。きかんきの強い男の子を力強い筆遣いで、描かれています。この男の子が、魅力的で、とてもいい顔をしています。小学生の男の子が、良かれと思ったことも、母親や、小学校の先生に怒られます。なぜ怒られるのか…。少し人と違うからか…。少し人との距離の取り方が違うからか…。周囲の理解が得られずに。怒られる男の子が、学校で七夕の日に、短冊にお願いを書いて「おこだでませんように」それを見た先生が、涙を流して男の子の気持を理解してくれます。これから男の子は、笑顔で…。2020/10/27
masa@レビューお休み中
220
誰だって怒られてうれしい人なんていない。妹とだって遊んであげているし、給食当番だってきちんとしているし、休み時間だから歌を歌っているだけだし…。でも、何をやっても怒られる。お母ちゃんは、妹を泣かしたと怒るし、先生は給食を盛りすぎた、静かにしろと怒る。どうしたら僕は怒られないのだろうか。どうしたら褒めてもらえるのだろうか…。小学校一年生の男の子の物語です。怒られたくないという気持ちすごくよくわかりますね。一匹狼のように見える彼も子どもなんだなとうことが、ある行動でわかりますよ。2016/02/16
匠
220
これはやばい。思わずラストで泣いてしまった。叱られるのと怒られるのは違いがある。この絵本の主人公は親からも教師からも「怒られてばかり」の小学1年生の少年。良かれと思ってやったことや、自分も普段厳しく言われてるから妹にも同じように怒ったりしていて逆に怒られる。理由も事情も聞かずに頭ごなし。そんな理不尽さに満ちていて、読んでいて少し胃が痛んだところに七夕飾り。先生やおかあさんの言動に少年と一緒にホッとしたらいつのまにか涙が溢れていた。この作品は子どもよりも大人が読むべき。2014/03/30
seacalf
193
この絵本はすごい!子供への読み聞かせよりも、自戒の為に本棚に置いておきたい一冊。先生だって親御さんだって聖人君子ではないもの、毎日の仕事・家事・育児に忙殺されて短絡的に叱ってしまうことだってある。でも子供達には彼らなりの言い分があるのだ。その気付きと、愛情と反省の気持ちが自然と湧きあがってくる素晴らしい絵本。タイトルが粋、ぐっと堪えている男の子の横顔がとてもいい。読んでいると、すーっと優しい気持ちが戻ってくる、素直になれるいい本だなあ。2017/03/14