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内容説明
定年後、うまくいっている人といかない人はますます差がつく! 2021年4月から施行された「70歳定年法」。70歳までの就業機会の確保が努力義務となったことにより定年が延び、いよいよ「生涯現役=定年消滅」時代がやってくる。しかし、今のままで70歳まで安泰と思うのは大間違い。きちんとした備えをしておかないと「定年格差」はますます広がっていく可能性がある。5000人以上の再就職をサポートしてきた人材紹介のプロが教える、「定年格差」時代を生きるヒント。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
breguet4194q
106
自分が(著者が言うところの)形式定年まで10年以上先である今、読んでおいてよかったと実感してます。著者は、「形式定年」「自然定年」「実質定年」と、実際にあり得る定年を三つに分けて主張を展開。今後を見据えた警鐘は、本当に的を得ています。転職しようとする現実は、厳しく甘くないことは誰もが知ってますが、その厳しいと思っていた感覚さえ甘かった事を思い知らされました。しっかり将来を考えるきっかけになりました。2022/06/05
あこ
27
2.5L 70歳定年のはじまり。定年には3つあると説く。「自然定年」45歳前後。いつの時代も変わらず訪れる老化。「形式定年」企業の定年退職。「実質定年」人生の後半をどう生き、どう働くかを決めてシフトする。「仕事をより好みしない」「給料の高さにこだわらない」「ワクワクすることを軸にする」。50代以上の転職が厳しい現実。自分が選ぶ側ではないと認識。過去を捨て、好きや得意を掘り下げ、働く=幸せだと認識する。競争から共存へ。2022/10/29
りんだりん
15
2021.4の改正高齢者雇用安定法で70歳までの継続雇用が努力義務とされた。しかし誰もがその歳まで働けるわけではなく、シニアがスムーズに仕事を見つけすぐに働ける世の中になるにはまだまだ時間がかかる。だからこそ定年後に備えて準備しているかいないかで大きな差がつく。その格差は、収入や社会的地位といった些末な格差ではない。幸せか不幸せかといった根源的な格差。それを著者は定年格差と名付けている。いわゆるエリートだった著者が定年後の就職で挫折を味わった体験をベースに45歳を境目としたマインドセットを説いている。★32021/10/19
黒頭巾ちゃん
7
▼45歳から体力気力低下▼定年は高齢高級者を会社が追い出すためのもの▼シニアになったら、仕事の選り好みをしない、高給に拘らない、ワクワクを軸にする▼働く=幸せと思う▼50代から始める仕事では痛い目に合うことを想定しておく▼過去を捨てる▼ITスキルはつけておく(Office)▼縁故、地域コミュニティを大事にして就業に繋げる 2022/11/17
とく たま
7
70歳定年法で定年が早まるという?気持ちが暗くなるようなことが前半語られる。働く事が幸せになる方法だといい、年老いて職を持つコツを教える!2021/11/13