岩波少年文庫<br> ガリヴァー旅行記

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岩波少年文庫
ガリヴァー旅行記

  • 著者名:スウィフト/中野好夫
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 岩波書店(2021/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784001145380

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内容説明

1726年に書かれて以来,世界中の大人と子どもに愛読されてきた名作.船医のガリヴァーが航海に出て見聞したふしぎな国々「小人国」「大人国」での奇想天外な事件を語る.〔解説 海保眞夫〕

目次

〔リリパット(小人国)渡航記〕┴1┴著者のおいたち、家族のこと/はじめて航海に出るわけ/難船して、懸命に泳ぎぬく/ぶじ、リリパット国の海岸にたどりつく/とらわれの身となり、内地に護送される┴2┴リリパット国の国王、数人の高官をしたがえて、拘禁中の著者を訪問される/国王のごようすと服装/数人の学者、国王の命令により、著者にことばを教える/著者の性質温厚なため、信用を受ける/ポケットを検査され、剣およびピストルを押収される┴3┴著者、たいそう奇妙な方法で、国王および、貴族、貴婦人をなぐさめたこと/リリパット国宮廷の娯楽/著者、条件つきで、自由をあたえられる┴4┴首都ミルデンドと王宮のようす/著者、総理大臣と国の政治について話し合う/著者、戦争の時には力をそえることを国王に申し出る┴5┴著者、非常にきばつな方法で、敵の攻めこむのを防ぐ/著者、一番高い名誉をさずけられる/ブレフスキュの大使、和睦にくる┴6┴リリパット国の住民とその学問、法律、習慣、子どもの教育について/この国での著者の暮らし方┴7┴著者を、反逆罪に問おうとする悪だくみのあることを知って、急ぎブレフスキュにのがれる/その国での、もてなしぶり┴8┴著者、思いがけない幸運により、ブレフスキュを去り、さまざまな困難ののち、ぶじ、本国に着く┴〔ブロブディンナグ(大人国)渡航記〕┴1┴大暴風雨がおこる/飲料水をうるため、大ボートを出す/著者も同行して、大人国を発見する/著者、ただひとり海岸にとり残されて、大人にとらわれ、農家につれてゆかれる/そこでのもてなしぶりと、そこで起こった、そのほかのこと/住民のありさま┴2┴百姓の娘のようす/著者、市場へ、また首都へつれてゆかれる/旅行のようす┴3┴著者、宮中からお召しをうける/王妃が著者を、主人の百姓から買い取り、国王への贈り物にする/宮廷つきの大学者たちと論争する/著者、宮中に一間をいただく/王妃の寵愛をうける/著者、祖国のために弁じる/王妃つきの小人と、けんかをする┴4┴大人国のようす/現代の地図を訂正する提案/王宮や首都について/著者の旅行/おもな寺院のありさま┴5┴著者、たびたび危険な目にあう/著者、航海術の手なみをしめす┴6┴著者、工夫して、国王、王妃を喜ばす/著者、音楽の妙技をしめす/国王、ヨーロッパの政情についておたずねあり、著者、お答えする/それについて、国王のご意見┴7┴著者の祖国にたいする愛情/著者、国王のためにたいそう有益なことを申し出て、しりぞけられる/国王の政治に関する無知/この国の学問は、不完全で、部分的なものであること/この国の法律、軍事、政党┴8┴国王、王妃、国境地方をご巡回/著者、お供をする/著者、大人国を去るについて、その方法をくわしく/イギリスに帰る┴訳注┴解説『ガリヴァー旅行記』(海保眞夫)┴さし絵:村山知義

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

たつや

43
有名な名作、政治的な風刺が込められてるそうです。小人以外にもバリエーションがあったとは。2017/03/22

絵本専門士 おはなし会 芽ぶっく 

12
岩波文庫のガリヴァー旅行記 https://bookmeter.com/books/504621 は割と難しく大人向けと思っていたので、こちらを。完訳ではありませんが、少年文庫だけあって読みやすいです。小人国と大人国のはなし。2020/09/07

サン

9
とても有名な話しですが、改めて読むと驚きの連続です。主人公は思慮深い船医ですし、小人の国に行ったら次は巨人の国です。何より子ども向けの物語ではなく、大変風刺がきいているので驚きました。もちろん子どもが読んでも楽しめます。国のあり方や政治を小人の国王や巨人の国王が批判するという形をとったのはユニークです。続きがあって、第3部、第4部があるので、それも読みたいです。2016/05/07

hozuki

7
今回読んだのは、船医ガリヴァーが小人の国と巨人の国で過ごすお話でした。一番印象的だったのは巨人の国の王様がガリヴァーの祖国イギリスを害虫の一種だと言ったことでした。人や国を支配するために兵器をつくるということが100年前には当然に行われていたし、今でも防衛の意味で保持している。いろんな媒体では、何かを褒めたり讃えたりするニュースよりも、誰かの不正のほうが食いつきが良いように見える。彼は王様を国民の風俗や習わしを知らないからこんな無知なことを言うのだと書いているが、私はどうしても王様の方が正しいと思える。2019/09/06

riviere(りびえーる)

6
1726年に書かれた名作を子どもの頃以来の再読。というか子どもの頃ちゃんと読んでいたか不明。航海大好きな船医のガリヴァーが見聞したふしぎな国々の中から「小人国」「大人国」の二つを選んで載せています。続編には飛び島「ラピュタ」馬の国の「ヤフー」も登場、原作はさらに風刺も強烈だと聞くと、続編や原作を読んでおきたい気持ちが沸々と湧いてきます。その意味ではこちらの版は安心して子どもに読ませられます。2012/09/16

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