内容説明
フランス人ウィリアム1世征服王,海賊エリザベス1世,悪魔学者ジェームズ1世,お百姓王ジョージ3世…….個性的な王様たちのもとで醸成された文化と気質を深く深~く掘り下げて,現代へとつながるイギリスの素顔に迫ります.「紅茶を飲む英国紳士」はなぜ生まれたのか? 「料理がマズイ」は戦略だった!? イギリスの「なぜ」がわかる本!
目次
はじめに┴第1章 乱立する王国 アングロ・サクソン諸王からエドワード証聖王まで 四〇〇頃~一〇六六年┴ローマ人の撤退/七王国の時代/デーン人の侵攻とアルフレッド大王/クヌートの北海帝国/スコットランドのアルヴァ王国/伝道師アウグスティヌスとケルト系修道院の役割┴第2章 フランス語を話す「帝国」の王たち ウィリアム一世からジョン欠地王まで 一〇六六~一二一六年┴ノルマン・コンクェスト/集権的封建制度の浸透/ドゥームズデイ・ブック/ヘンリ一世の治績/スティーヴンvs.マティルダ/「アンジュー帝国」とは何か/ヘンリ二世治下の統治機構/アイルランドとウェールズの征服/ジェラルド・オブ・ウェールズの探訪記/十字軍に夢中なリチャード獅子心王/王様はフランス人/マグナ・カルタの意義/農民の暮らし/スコットランドの動き/アーサー王伝説誕生/奇跡をおこす王┴第3章 法律・議会・立憲君主 ヘンリ三世からヘンリ七世まで 一二一六~一五〇九年┴オックスフォード条款/「プリンス・オブ・ウェールズ」とスコットランド侵攻/騎士道に夢中な王/セント・ジョージ崇敬/模範議会/寵臣の跋扈/百年戦争の始まり/ワット・タイラーの乱/百年戦争の結末/薔薇戦争─果てしない殺し合い/都市の商人と職人/ロビン・フッド伝説┴第4章 絶対主義の確立とルネサンス ヘンリ八世からジェームズ一世まで 一五〇九~一六二五年┴ヘンリ八世の対外政策/英国国教会の誕生/国王至上法と礼拝統一法/エリザベス朝ルネサンス/海賊としての女王/長老派を国教とするスコットランド/悪魔学者の王ジェームズ一世/ジェントルマンの台頭/納得の階級社会/救貧法と怠惰な貧者┴第5章 革命のもたらしたもの チャールズ一世からジョージ三世まで 一六二五~一八二〇年┴王の処刑,ピューリタン革命/クロムウェルによる共和制/拡大する植民地政策/王政復古/名誉革命へ/スペイン継承戦争とグレートブリテン連合王国の成立/議院内閣制の発達/王様はドイツ人/お百姓ジョージ/植民地戦争とフランスとの対立/「イギリス国民」の形成/アイルランドのたどった道/紅茶を飲む英国レディ/ビールとジン/囲い込みから産業革命へ/すばらしき庭園/プラント・ハンターの活躍/偉業の象徴,動物園/個人主義者の社交/チャリティーの深層/福祉君主制/勇猛にして無慈悲な人びと/軍人としての王/あっさりしたイギリス人/死に魅入られた人びと/パブリック・スクールの役割/現実重視の経験論/功利主義の思想家たち/ユーモアあふれるイギリス人/ホガースの風刺画/風刺文学の隆盛/闘鶏・熊いじめ・キツネ狩り/動物愛護とペット犬の登場/国民性創造の時代┴第6章 大英帝国の建設 ジョージ四世からエドワード七世まで 一八二〇~一九一〇年┴カトリック解放へ/選挙法改正/ヴィクトリア朝の帝国建設/道徳的君主制/栄光の裏側/遅れる女性解放/「白人の責務」論/「想像の帝国」と栄誉/分断統治の得意技/レディ・トラベラー/味に無頓着な王/イギリス料理はまずい?─味覚破壊教育/ロンドン万国博覧会/死ぬ前にもう一度パブに/居心地良き家庭さえあれば/美しいイギリス風景/フェアプレーの精神/クリケット,ポロ,競馬と近代スポーツの発祥/ゴシック小説から推理小説へ/イギリス王室御用達/背広の誕生┴第7章 メディアと伴走する大衆王 ジョージ五世からエリザベス二世まで 一九一〇年~┴第一次世界大戦と労働党の台頭/アイルランド問題の帰趨/声を伝える国王/第二次世界大戦と解体する帝国/福祉国家の行方/鉄の女の挑戦とその後/開かれた王室への努力/スコットランド独立運動とEU離脱の衝撃/イギリスの政治制度と王様の役割/イギリス国民の代表としての王様┴あとがき┴イギリス王室の家系図┴イギリス史年表
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たまきら
nnpusnsn1945
coolflat
花林糖
hk