徳間文庫カレッジ<br> 復刻版 少年滿洲讀本

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徳間文庫カレッジ
復刻版 少年滿洲讀本

  • ISBN:9784199070365

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内容説明

白樺派作家・長與善郎が昭和の満洲の姿をリアルに描き出した傑作。
満州国建国から6年後の昭和13年(1938年)に刊行されたベストセラー『少年満洲読本』が甦る(復刻版)。

父親が夏休みに2人の息子を連れて満洲へと旅行するという設定で、
満洲の基本的知識や満洲各地の実情、子供たちの驚きと感想とともに、当時の満洲の姿がリアルに描かれている。
当時のデータや写真も満載。
解説は、四方田犬彦氏(比較文化・映画研究)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

おおにし

15
満州国はいったいどんな国だったのだろうか。満州引き揚げ時の悲惨な話ばかり聞いてきたせいか、満州に対して明るいイメージはなかったがこの幻の観光ガイドブックを読んでいるうちに私も満州へ行ってみたくなった。本質的には日本の傀儡政府だったのかもしれないが、「五族協和」を理念とした近代都市が確かにそこに存在したのではないだろうか。もっと満州について知りたくなった。2016/01/06

7
父親と息子二人の満州国への旅行記の形を取った満州国の紹介。プロパガンダ的と受け取るれるが、五民族の共存を図ること、島国根性で排他的な日本人を否定したりと日本寄りの主張だけでもない。当時の満州国、環境を知るに参考になる。2016/05/03

Hiroshi

3
昭和13年5月に刊行されたベストセラー「少年滿洲讀本」の復刻版。夏休みに父親と満州旅行をすることになった中2と小6の兄弟が、行く前に満州について勉強し、大連から東満・北満・蒙古・熱河と旅をする。満州は、長白山脈・小興安嶺・大興安山脈に囲まれた平野で、大陸性気候で良く晴れ日照時間が長い。大豆が特産で、地下資源が豊富だ。満州は封禁の地が開放された所であり、満州人・蒙古人・朝鮮人・白露人・漢人・日本人が住む地だ。五族協和と王道楽土を掲げてはいるが、支配するのは兄たる日本人だと。入植者慰安列車があったとは驚く。2018/03/04

ミルフィーユ

1
当時の日本の雰囲気がわかる本。 2017/08/14

atsosd

0
現代の地図帳と見比べながら読みました。満州、現中国東北部への関心が深まりました。2022/03/20

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