富士見L文庫<br> 宮廷書庫長の御意見帳

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富士見L文庫
宮廷書庫長の御意見帳

  • ISBN:9784040741987

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内容説明

あらゆる『書』を収集・管理する機関、宮廷書庫室。その書庫長である呈舜は、部下にしてお目付け役の『戦う司書』甜珪に発破をかけられながら、今日も終わらない書類整理に明け暮れる。そんな呈舜には、宮廷内のどんな相談も受け付ける『御意見番』というもう一つの顔があった。
 その日持ち込まれたのは“仙人の宝物の地図”にまつわる相談事。呈舜が怪しげな依頼を尋ねると、それが大事件の始まりで……?
 謎多き書庫長が『書』にまつわる陰謀を解き明かす、中華バディミステリー!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

MATSU

30
初読みの作家さんです。最初何が原因かわからないですが、読み辛かったです。名前の漢字と部下が上司にそこまで言わなくてもと思う位の暴言だったからかなぁ。尊敬しているのならもう少しね。最後の方はやっと馴れたのと、謎解きの様だったので面白く読みましたが。すっきり全てが終わってはいない感じもしますが、これで落ち着いたのでしょうね。2023/02/13

よっしー

27
タイトルが気になって、手に取りました。書庫長が持ち込まれる事件を解決する話かと思っていたのですが、大枠はそれでも、そこに呪術や不老不死やら…色々な要素が盛り込まれており、話が壮大となっていて、付いていくのが大変でした。とはいえ、やる気があるのか無いのか分からない主人公と、鬼畜なのか勤勉なのか分からない部下のコンビは好きでした。2023/04/28

RIN

22
例えどんなにポンコツでも、一応上司や年長者には最低限の礼儀を弁えて欲しい古い人間なので、呈舜と甜珪のやり取りを全く楽しめなかった。時代背景を全く考慮しない喋り方に何度か本を閉じ、不老不死・呪術師・後宮の権力闘争という主役級の設定が追加される度に深呼吸をする羽目に陥る。宮廷書庫室の主にて宮廷内のどんな相談事も受け付ける『御意見番』の呈舜と部下にしてお目付け役の『戦う司書』の甜珪。この本の魅力は正直分からない。死は平等に人間の本質をさらけ出し剥き出しの生を突きつける。どこまでも1人。終わらない事こそ恐ろしい。2022/08/04

あゆ

16
色んな設定てんこ盛りで楽しかったです。宮廷書庫室の書庫長は部下の甜珪に毎日怒られながら仕事をしていた。そんな書庫長には宮廷の「御意見番」というもうひとつの顔があり相談された悩みを解決していく中、本人が狙われることに。キャラクターそれぞれに秘密があり、テンポよく読みやすかったです。2021/09/28

菊地

7
この手のバディ物だと「天才型の上司(主人・探偵役)に振り回される部下(助手・ワトソン役)」みたいな図式が定番だけど、怠け気味で気弱にも見える上司に対して当たりが強く・強い言葉で仕事をさせる有能過ぎる部下と言うキャラクター造形・関係性に新鮮味があった。2021/10/09

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