東大医学部 本物の「成功者」はどこにいる?

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東大医学部 本物の「成功者」はどこにいる?

  • ISBN:9784893089335

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内容説明

日本の医療を本気で憂う医師とジャーナリストが語る、鉄門の錆。

東大医学部の人たちに恨みも嫉妬も何もありません。
むしろ偏差値でトップを獲れるような才能の持ち主は、
「国の宝」とすら思っています。
でも、そんな「国の宝」を社会が活かし切れていない。
そのことを、とても残念に思っているのです。
それどころか、もし若い人たちの才能をスポイルしてしまっているのだとしたら、
我々大人たちの責任は重大です。  ――鳥集徹

東大理Ⅲに入った子は、その合格に胸を張っていいと思いますが、
東大の中で出世すればいいという悪しき価値観に染まってほしくありません。
自分の実力で勝負しその能力をいかんなく発揮してほしいし、
それによって日本の医学をより良いものにしてほしい。
教授と喧嘩になってもいい。
ある種の宗教団体のようになってしまった東大医学部が変わって、
若者たちの才能が発揮できる場にならなければ、
日本の医学はお粗末なままです。  ――和田秀樹

現代の医療と教育に横たわる問題が「東大医学部」を語ることで見えてきました。
忖度なし! ほとんど実名! だけどこれは悪口ではない。未来への本気の助言です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Prince of Scotch

16
再読。「東大医学部が、国家試験の合格率55位の謎」(114ページ以降)はかねてより疑問に思っていたことだったので、鳥集氏と和田氏のお話でその謎はほぼ氷解された。医師国家試験に合格しないと医師になれないわけだから、私立医学部は試験対策に特化したカリキュラムを組んだり、医師国家試験予備校に通わせたりと「痒いところに手が届く」手厚い指導をしているのだろう。頭脳明晰な学生が多い国公立名門医学部ほど国家試験対策は無頓着そうだ。しかも、医師国家試験は大量な丸暗記が主だから、思考力が必要でない詰め込み学習を(続)2021/03/14

はち

3
頭良すぎると普通のことが普通にならないとか、色々納得感あり。医者の世界も常識人ばかりではなく、ある意味人間の本性が出る人たちもいるのは、こちらが勝手に期待してるだけで、仕方がないのかもしれない。2023/03/12

takao

2
ふむ2022/04/19

ゆうぴょん

2
図書館本。いや、もちろん無理なのですが興味を持ってよんでみました。もう作者が灘中高、からの東大理Ⅲ出身で医師なので頭のいい人のいいたいことの半分も理解はできていないんだろうけど。作者の言う詰め込み教育の悪や、臨床医は負け組的な東大医学部の体制などは確かに考える必要があるのかもしれない。頭が良くてもコミュ障的なこともズバズバ行ってしまう作者は自身も発達障害だと言ってしまえるので凄い。まぁ、日本教育のトップである東大の教育に対しての真摯な意見は平民の私にも心に響きました。2022/03/30

シュウヘイ

2
東大医学部に入ろうが三流医大だろうが医者になってしまえば同じ土俵 研究者を目指すなら医学部でない方がいい場合も多い2021/11/06

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