内容説明
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木村氏の『赤線跡を歩く』(自由国民社)三部作を再構成した決定版。北海道~九州まで掲載した地区は約百カ所。遊廓特有の建築意匠を見せることを主眼にサイズをA5からB5へ拡大。未発表写真も多数収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ann
72
日本中の「最後の遊廓」の残り香漂う写真集。それぞれにいろいろな歴史や背景があるのだろうが、買う男と買われる女の存在が確かにあったのだなと思うと、夢の跡なのか悪夢の跡なのか。自分の生まれた土地の遊廓も載っていて、中学生の頃に父親にドライブの途中で「ここは以前遊廓だった地域」と教わり、キョトンとしたことを思い出したり。2017/08/20
コットン
56
全国の色町の味のある建物を紹介した本。玉ノ井は『墨東綺譚』で有名ですが、私が思い浮かぶのは滝田ゆうの『寺島町奇譚』のほうです。そして昔、金沢旅行で犀川辺りを巡りましたが写真以上に風情を感じました。2016/08/13
高宮朱雀
13
戦前や戦後間も無くなら馴染み深いであろう色街。その言葉は子供心に妙に胸騒ぎを覚える響きだった。ドキドキと言うべきか。 今からおよそ20年ほど前に撮影された作品が主の様だが、住宅地の裏通りに実に自然にそうした建物があるのは、現代なら考えられない事だ。今なら景観的にどうのこうの…と苦情を出されるだろう。それだけ日常にそうした光景は普通であり、かつ利用客も大勢いたのだと思う。 たくさんの男女の色恋や悲喜交々を見続けて来た街並、せめて写真の中だけでもしっかり遺して貰いたい。
gtn
4
どの赤線跡も趣がある。というより廃れ方が著しい。本著掲載の写真は90年代末に撮影されたものが多いが、島原と五番町については1983年当時の写真も紹介されており、その大半の建物が現存していないという。現在残る建物も風前の灯火である。2018/04/27
kaharada
4
まず本が想像してたより大分大判でずっしり重くてびっくりした。三層楼って初めて知りました。芸予諸島の御手洗・木江の赤線跡は行ってみたい。北海道〜長崎まで全国に楼が点在してるけど、建物の作りに独特の共通点があるんだな。2015/03/27
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