漫曲グラフィティ

個数:1
紙書籍版価格
¥2,200
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

漫曲グラフィティ

  • 著者名:大塚公平【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 彩流社(2021/09発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 510pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784779127557

ファイル: /

内容説明

伝説の少年誌編集長・壁村耐三との日々……

「ドカベン」「がきデカ」「ブラック・ジャック」等、日本中を沸かせた人気マンガを続々と世に送り出した「週刊少年チャンピオン」(秋田書店)。のちに編集長(7代目)となった著者が記す波乱に富んだ迫真のドキュメント。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

keroppi

67
私が「少年チャンピオン」を読んでいたのは、この本で語られる壁村編集長の頃だ。「がきデカ」「マカロニほうれん荘」「ブラックジャック」…。壁村編集長との交流を中心に語るのは、第七代編集長にもなった著者。二階堂卓也の名で映画評論も多く書いている。そのせいか描かれる世界は、ドラマチックでほろ苦い。梶原一騎や真樹日佐夫とのやりとりも厳しさに満ちている。この頃の無茶苦茶な会社環境は、業種は違えど自分がサラリーマンになった当時と重なる。この本を読んで当時の漫画を懐かしくも思うが、ここに描かれる人間たちに惹かれてしまう。2021/10/11

kei-zu

16
私の「週刊少年チャンピオン」の最も古い記憶は、「B・J」「マカロニ」「がきデカ」「エコエコ・アザラク」の黄金時代。 しかしながら、本作でこれらの作品についての記述は控えめ。「伝説のカベムラ編集長」と著者との交流に記述の多くが割かれる。 当時の労働環境含め時代性が感じられますが、面倒見の良さは格好いいですね。 梶原一騎とのエピソードは、本書をもとにTBSラジオで吉田豪が紹介していました。 こんなに面白い本なのに装丁があっさりしているので、購買層が手を伸ばす機会を減らしているのではといささか心配。2021/09/15

Bo-he-mian

15
マカロニ・ウエスタンやイタリアン・ホラーなどの、B級に属し、後にユーロトラッシュと呼ばれるようなサブジャンルの映画が評論家たちに一瞥もされていなかった'80年代に、独り熱い紹介記事を書き続け、後の「映画秘宝」登場の土台を作ったパイオニアでもある二階堂卓也。しかしそれは仮の姿で、本業は秋田書店の社員にして少年チャンピオン黄金時代の編集マン、そして後に編集長にもなる、本名・大塚公平-これはその大塚公平としての漫画編集者の日々、そして業界にその名を轟かす名物編集長・壁村耐三との交流を描いた思い出の書である。2022/06/29

£‥±±

7
 実は70年代後期の絶頂期の残り香を求めて1990年代、ジャンプでもサンデーでもなく何故か全盛期を過ぎたチャンピオンを読んで居た。ちょうど筆者が編集長を務めていた時と重なる。70万部でも売上が足りないとは今から見ると贅沢だが、当時は漫画とプロ野球が未だ娯楽の中心だった。  吾妻ひでお氏の自伝マンガでは悪鬼羅刹の如き描写の名物先輩編集長、壁村氏の描写はとても篤く感動的。  当時の漫画家たちの横顔にも触れられる貴重な書。  編集者にとって売れっ子を他社に引き抜かれるのは本当に悔しいのだな、と感じた。2022/07/11

miunac

1
SFのことが分かってないからSF界では評価されてる吾妻ひでおとり・みきたがみよしひさ外薗昌也山口貴由らに厳しい。それはマニアックだからと著者はいうだろうが同時期に大ヒットしたアニメにヤマトガンダムエヴァがあることを考えれば(このリストは映画や小説にいくらでも広げられる)一部のマニアのものでないのは明白。不良や武道が好きで梶原一騎真樹日佐夫兄弟や小林旭にたびたび触れるが、それが時代に合わないことに気付いていない。内山亜紀を無視するのは当然だが、あすなひろしに触れないのも解せない。だから弟子の佐藤宏之も文字数2021/09/15

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/18075453
  • ご注意事項

最近チェックした商品