新潮文庫<br> はしからはしまで―みとや・お瑛仕入帖―(新潮文庫)

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新潮文庫
はしからはしまで―みとや・お瑛仕入帖―(新潮文庫)

  • 著者名:梶よう子【著】
  • 価格 ¥737(本体¥670)
  • 新潮社(2021/09発売)
  • ポイント 6pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784101209531

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内容説明

看板娘のお瑛と兄の長太郎が営む三十八文店の「みとや」。のんきで憎めない兄が仕入れる品々は、毎度ちょいとした騒動を巻きおこす。その日も長太郎は、仕入れの荷も解かずに、笑顔で出掛けていったのだが……。残された板紅や水晶に込められた優しい思いとは。かけがえのない思い出と喪失を胸に、それでもお瑛は生きていく。兄と始めた、小さいけれど大切なこの店で。シリーズ第三弾の六編。(解説・大矢博子)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kagetrasama-aoi(葵・橘)

36
「みとや・お瑛仕入帖」第三巻。後書きでの大矢博子氏の文章、「なんてことを考えるんだ梶よう子」これに尽きます。そして、「そうそう、もうひとつ『きっとこうなるんだろう』と思っていたある予想が、『えっ、そっち?』と見事に覆されたことも書いておこう。」ですね!前巻からのお瑛と辰吉との舟勝負、疾走感が堪りませんでした。そして、続きが読みたくて地団駄踏みたくなる今巻でした。2023/10/14

のびすけ

26
シリーズ3作目。長太郎とお瑛の兄妹二人で営む「みとや」は、売り物が何でも三十八文均一の雑貨屋。極楽とんぼでいつも妙なものを仕入れてくる長太郎の身に、予想だにしなかった展開!!周りの仲間に支えられながらみとやの商いを続ける健気なお瑛に胸が一杯になる。前を向いて生きていこうとする姿が、猪牙舟をぐいぐい漕ぎ進める姿と重なる。直孝との関係が気になるけど、この先どうなるのかな?2021/10/09

rokoroko

19
はしからはしまで38文のみとやの話・・自分を恨みたくなるけど話の中で亀戸や浅草橋へと舟をこぐ主人公が気になる。昔の隅田川の幅はどのくらいだろ?とか流れに逆らって漕ぐのは難しいのでは?とか神田川や堅川ならよいけど隅田川は大胆じゃない?とか集中できない。話は面白いのに何かひやひやして終わった2023/11/29

デジ姫

15
まさか3作目にして兄が亡くなるとは・・いつまでの人に頼りっぱなしでは行けないだろうし今後みとやをどのように進切りまわしていくのか・・2021/10/26

Norico

7
3作目にして衝撃の展開!取り返しのつかないことはあるけど、それにしてもやっぱり。電車で読んでたので、気がついたら号泣しててあぶない人になってました2023/02/10

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