日経プレミアシリーズ<br> コロナ制圧  その先の盛衰

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日経プレミアシリーズ
コロナ制圧 その先の盛衰

  • 著者名:梅屋真一郎【著】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 日経BP(2021/09発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784532264642

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内容説明

○コロナ危機の混迷が長引き、「コロナ敗戦」という言葉も出回るようになった。しかし、実は、この長い混乱からの出口は次第に見えてきている。混迷脱出のカギはワクチン接種の急速な拡大である。英米など接種の先行国は感染をコントロールしながら、経済活動再開に踏み切った。日本も数カ月の時間差で急速にこれらの国々を追いかけており、秋には「感染制圧」が見え始める。感染再拡大リスクのある冬を超えた来年春には、社会・経済の正常化が現実のものとなる。

○しかし、「コロナ後」の日本社会は、「コロナ前」とは大きく異なる。それは、(1)従来以上の人手不足の深刻化、(2)コロナでとどめを刺された低採算企業(ゾンビ企業)のいよいよの淘汰・退出と業界再編、(3)必然的な社会・企業・行政のデジタル化とそれに適応出来ない中間管理職層の消滅、等である。

○この大きな変化への対応の可否が、日本が「新しい高生産性・躍動感ある社会」となるか、「衰退が加速し、世界から見捨て忘れられる社会」となるかの大きな境目となる。

○本書は、「感染制圧」が見えてくる21年秋のタイミングで発刊することにより、その先どのようにして「感染制圧」が確実になり、社会が正常化へ向かうのかを、先行国の事例を踏まえて読者に指し示す。さらに「コロナ後」が、読者にとっても社会にとっても、「チャンス」にも「リスク」にもなりうることを伝える。

目次

第1章 出口が見えたコロナ危機

第2章 「魔法のワクチン」実現は1人のハンガリー人女性科学者がきっかけ

第3章 正常化に向けてこれからどうなる、何がいつ起きる

第4章 「コロナ後」に社会はどうなる

第5章 「コロナ後」に企業はどうなる

第6章 「コロナ後」の大変革をもたらすデジタル化

第7章 「再び輝く日本」となるか「忘れ去られる日本」となるか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

ミライ

35
現在も続く新型コロナ騒動の出口の先を分析した一冊(著者は未来創発センターの梅屋真一郎さん)。ワクチンによって世界中の新型コロナは抑制されつつある(デルタ株の問題はある・・・)が、日本はワクチン接種が遅れたため経済活動再開は他の先進国の後塵を拝している、それを踏まえ日本がどのタイミングでコロナを脱するのかと、コロナ後の社会・企業はどうなるかがデータを基に解説される。コロナ後は低採算起業の淘汰や業界再編、(今以上の)デジタル化の波が訪れると予測されており、リスクもあるがチャンスもありそうな感じはする。2021/09/18

mm71

1
ワクチン接種が広まり、2022年春には社会、経済の正常化が現実となる。コロナ対人4業種については借入金の負担が企業活動への重しに。企業破綻の連鎖もゾンビ企業による長期経済低迷も避ける政策のナローパスの模索が必要!日本のデジタル化推進には共通インフラデータベースとIDが必要。2021/10/01

philosophia1976

0
野村総合研究所による2021年8月現在のコロナ終息から近未来を予測した本。画期的なmRNAワクチンで事業や生活が通常に戻るのは「2022年春」を予想している。東京五輪の頃をふりかえるとかなり大胆な予想である。「ワクチン接種先行国」は予想どおりだが日本はさらに一年かかった。それはワクチンによる「重症化不安の解消」と「感染不安の解消」の差ではないだろか。ロックダウンした欧米と違い、「自粛のお願い」による「緩い規制と横並び意識による行動の萎縮」の日本では、感染不安の解消までに余分に一年要したのではないかと思う。2023/05/01

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