内容説明
本書は、教養レベルの学生を対象にした宇宙論の変遷を学ぶ教科書である。古代の宇宙観にはじまりニュートン力学が完成した近代宇宙論を述べ、そして相対性理論と量子力学の出現によって一変した現代物理が古典宇宙論の描像を大きく塗り替えた最先端の宇宙科学までを交えて解説する。数式は出来るだけ省き、必要な箇所には Advanced というコラム的な扱いをして、読み飛ばしても良い工夫をしている。
目次
第1章 宇宙の階層構造
第2章 近代物理学の夜明け:宇宙はどう理解されてきたのか
第3章 現代物理学1:時間と空間の理論(相対性理論)
第4章 現代物理学2:原子・素粒子の理論(量子論)
第5章 宇宙論:宇宙の誕生と進化の理論
付録A 宇宙を理解する数学と物理