内容説明
本書では、ヒトの認知をどのように捉え、インタフェースの技術がそれをどのように支援するのか、それによりヒトの認知がどのように変容し、認知の対象はどこまで拡がりを見せるのか、について考える。そして人工物と環境ならびにヒトとの間で生み出されるインタラクションの諸相に着目し、ヒトが外界との連続的な相互のかかわりの中で見出している認知戦略について明らかにする。
目次
1 アーティファクトのデザイン
2 人工物の機能と概念設計
3 人間機械系のデザイン
4 人間機械系のデザイン方法論
5 人工物のデザイン原理
6 インタフェースのデザイン論
7 認知的作業分析
8 人工物のセミオティックデザイン
9 複雑な社会技術システムのデザインと解析手法
10 不便の効用を活用するシステムデザイン