森林科学シリーズ 7 森林と土壌

著者名：柴田英昭【編】

共立出版（2021/09発売）

• ISBN：9784320058231

内容説明

本書は、各分野で活躍している研究者が、森林土壌の生成や性質、機能について学ぶべき代表的な内容を解説したものである。通読することによって、森林土壌の特徴、機能、役割などを理解でき、森林における土壌の重要性や周辺諸科学との関連性などを深く理解する助けとなる。

目次

第１章　総論
第２章　森林土壌の分類と機能
第３章　広域風成塵と火山噴出物が土壌生成に及ぼす影響
第４章　森林土壌に生息する土壌動物
第５章　森林土壌微生物の構成と養分動態へのかかわり
第６章　土壌有機物の特性と機能

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[香川泰士]

森林土壌の教科書として読んだ。選んだ理由としては、先月の3月初版で、真新しい情報、引用文献が多かったからである。しかし、科学知識の不足(特に化学)で十分な理解は出来ていない(3割もわかってないと思う)。 読んでて思ったのは、新しい論文は微生物分野で多いということだ。それは、塩基配列解読に必要とされる費用が劇的に低下しているからだろう。現在のニーズはおそらく微生物なのだろう。私もそれにはまってしまった一人となった。いくつか専門書を読んでいくなかで、帰る場所として幾度もこの本に立ち返るであろう。

2018/04/28