内容説明
本書では、脳部位について丁寧に取り上げ、コラムを織り交ぜながら、まず自分自身の身体や心を自分の脳でどのように表現しているかを解説する。そして、目に見えない他者の心を推測する心のはたらきである「心の理論」や「共感」の脳内メカニズムがどのようなものかを、神経心理学や脳機能イメージング研究などを通じて紹介。さらに、さまざまな動物とヒトとを比較することで、進化の過程で私たちに引き継がれてきたものについてや、ヒトに特徴的な心のはたらきについても追っていく。
目次
第1章 はじめに
第2章 自己の身体を認識する
第3章 自己の心を理解する“自己意識”
第4章 他者との関係を認識する
第5章 他者の動きから心を読む
第6章 他者の情動が伝染する、他者の情動に共感する
第7章 他者の心を理解する“心の理論”
第8章 “ミラーニューロン”と“共感”と“心の理論”の違い
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
ばにき
1
確かにミラーニューロンとか共感とか心の理論の関係性が分かりにくいよな。本書は親切に解説してある。この辺の話は自閉症とかアレキシサイミアに関連してよくでてくる。2020/07/25
好奇心の横断歩道を渡る!
1
脳科学と動物行動学。側頭極・内側前頭前野・後上側頭溝が心の理論を支える主な部位ということ、エサを取る競争の際に上位の猿は前頭前野が活性化する一方下位の猿は低下すること、線条体と前部帯状回の機能的結合が弱い人ほど自己の優越の錯覚が大きいなど、新しい情報を仕入れられて良かった。俗に言う“社会脳”の勉強に。2018/10/10
mim42
0
最先端の研究の知見がポロポロと語られている。脳部位との関連付けも比較的詳しい。人工知能を実現するための脳理解が進む良書。2017/06/07
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