内容説明
本書の目標は、数値解析の背後にある数理を理解することにある。そのために、計算方法や公式を、天下り的に述べるのではなく、動機を明確にした上で、導出を丁寧に解説した。また、読者の理解を助けるために、具体例や計算例を多く述べている。現実問題の解決に役立つ数学的な知識は、最先端の鮮やかな理論ばかりでなく、根本的で単純なアイデアであることも多い。本書の立場は、基礎を大切に学習することで、応用を志向するものである。
目次
第1章 非線形方程式
第2章 数値積分と補間多項式
第3章 連立一次方程式
第4章 常微分方程式
第5章 浮動小数点数
第6章 計算の量と安定性



