内容説明
本書は、大学工学部2年生程度の知識を持つ読者が、情報伝送システムの基礎を独学で学ぶための教科書となることを目指した。大学院生や通信技術の初学者が改めて学習したとき、理解を深めてシステム設計へ応用できるのにも十分に役立つ内容まで踏み込んで説明した。さらに、読者がシステムの理論を確かめられるように、演習問題を豊富に用意した。これらを解いて巻末の解答例と比較すれば、独学で深く情報伝送システムの基礎を身に付けることが可能であろう。
目次
第1章 信号(信号の表現
信号の強度 ほか)
第2章 線形時不変システム(線形時不変システムとは
周波数応答とインパルス応答 ほか)
第3章 分布定数回路の基礎(伝送線路の基礎方程式
無損失伝送線路と損失の小さい伝送線路 ほか)
第4章 通信システム(通信系の基本モデルとシャノンの通信定理
ディジタル通信における識別再生 ほか)
付録