内容説明
DNA情報を用いた生態学研究の基礎について解説。調査計画の立案やサンプリングのしかたに始まり、次世代シーケンシングからバイオインフォマティクス処理、生態学的統計解析までの全工程を記す。
目次
生態系研究における情報革命
生物群集調査(調査計画編
サンプリング編
DNA抽出編
DNAマーカー選択編
PCRプライマー設計編
PCR・次世代シーケンシング編
バイオインフォマティクス編
データ準備編
統計解析編)
生態ネットワーク調査(調査計画編
次世代シーケンシング編
ネットワーク描画編
ネットワーク構造解析編
各種の特性編)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
荒野の狼
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本書は様々な生態系からサンプル(動物、植物、真菌、土壌、水、胃内容物、糞)からDNAを抽出し、それに含まれる膨大な生物群のDNAを解析し遺伝子の由来する細菌・真菌などの属などを特定し生物群間の相互関係・ネットワークを解析する方法を解説したもの。まえがきに「本書では、調査計画の立案やサンプリングのしかたに始まり、次世代シーケンシングからバイオインフォマティクス処理、生態学的統計解析までの全工程を解説している類書が存在しない独自な構成(vii)」と著者が述べているとおりの名著である。2019/02/05