シリーズ現代の生態学 9<br> 淡水生態学のフロンティア

個数:1
紙書籍版価格
¥3,740
  • 電子書籍

シリーズ現代の生態学 9
淡水生態学のフロンティア

  • ISBN:9784320057371

ファイル: /

内容説明

本書では、特に近年新しく発見された現象や新規に取り組まれている研究について解説。淡水生態学で活躍する若手研究者を主要な執筆者とし、彼ら・彼女らが日々取り組んでいる最先端の研究内容をやさしく解説している。淡水生態学の最前線やその将来の方向性を議論しつつ、湖や川の生き物や生態系への親しみや暖かさのある視点を大切にし、淡水生態学の楽しさを次世代に伝えるような教科書にすることを目標にした。

目次

淡水動物プランクトン種の地理的構造を形成した歴史的プロセス
淡水における空間個体群動態
環境の変化に対する柔軟な応答:表現型可塑性
プランクトンがみせる迅速な進化
シクリッドの視覚の適応と種分化
魚類の表現型多型と生態系の相互作用:生態‐進化フィードバック
外来生物の遺伝的構造と小進化
コイ科魚類の生活史:現代における記載的研究の意義
河川の被食―捕食関係と食物網構造
河川の炭素循環〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Tsukasa Fukunaga

1
淡水生態学について、20人の研究者が自らのアプローチについてその基礎と最新の研究成果を書いたもの。特定の種の生活史から生態系全体に注目するものまで、また、生物学・化学・歴史学など多様なアプローチが紹介されていて興味深い。私的には5章の「シクリッドの視覚の適応が引き起こす種分化」での深度による光の見え方と進化の関係は、発光細菌で似た話を聞いたことがあり面白かった。あとは、8章の生活史研究の意義、16章・19章の湖沼のレジームシフト、18章の古陸水学からの過去環境推定、20章の文献からの過去推定でしょうか。2014/03/17

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/4665511
  • ご注意事項

最近チェックした商品