内容説明
待ち行列理論の考え方や公式の導き方について、式の展開を省略せずに丁寧に解説。さらに、経営科学、サービスサイエンス、情報通信等の分野から典型的な応用例を取り上げて説明する。演習問題も収録。
目次
待ち行列モデルの基礎概念
到着過程とサービス時間分布
出生死滅過程による待ち行列モデル
離散時間マルコフ連鎖による待ち行列モデル
準出生死滅過程による待ち行列モデル
待ち行列ネットワーク
非マルコフモデル
ハンバーガーショップとコーヒーショップの待ち行列モデル
かんばん方式による在庫管理
コールセンターのリソース設計
無線LANの性能評価
インターネットにおける多重化
インターネットのアクセス宛先発生パターン
確率論の基礎
マルコフ連鎖
点過程論
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
0422
3
とてもいい。概論わかる。2015/03/25
PapaShinya
1
教科書です。講義を聴きながらなら良いが、独学で全部をこなすのは忍耐力がいる。ので、第1章の基本概念だけをしっかり読んで、後の章は辞書的に使うのもアリかも。各分野に応用されている待ち行列モデルがどのタイプか、それについての章のみ読んでみるとかも。練習問題もついているので、キチンとやれば実力つくかも。ただ・・・ちょっと退屈。2022/10/30
葉
1
待ち行列は実生活に身近に見られる現象である。電話網の構成や窓口などのサービス量を確率変数としみなして分布関数を指定することについて序盤で書かれている。待ち行列の勉強をしてこなかったので、リトルの公式や平衡分布などは殆ど聞いたことがなかった。確率過程の話ならある程度理解できる。待ち行列ネットワークと積形式解などはまだまだ勉強が必要である。参考文献があったのよかった。2015/05/22