基本法則から読み解く物理学最前線 1<br> スピン流とトポロジカル絶縁体 - 量子物性とスピントロニクスの発展

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基本法則から読み解く物理学最前線 1
スピン流とトポロジカル絶縁体 - 量子物性とスピントロニクスの発展

  • 著者名:齊藤英治/村上修一
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 共立出版(2021/09発売)
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  • ISBN:9784320035218

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内容説明

スピントロニクスは人気のある分野であるが,いままで学部学生をも対象とした入門書は少なかった。
 本書は学部3年程度で習う基礎物理のみを仮定したスピントロニクスの入門書である。
 また,スピントロニクス分野は,実験物理と理論物理の密接な相互作用が研究を大きく推進させてきた。
 本書の特徴は,実験研究者と理論研究者の共著により,最新の実験成果から美しい理論体系に至るまで網羅している点である。

目次

第1章 はじめに;第2章 スピン流;第3章 スピン流の物性現象;第4章 スピンホール効果と逆スピンホール効果;第5章 ゲージ場とベリー曲率;第6章 内因性スピンホール効果;第7章 トポロジカル絶縁体;付録A スピン回路理論とスピンミキシングコンダクタンス;付録B 参考図書;付録C 参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

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入門書として、わかりやすい。2022/08/20

長森梨子

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スピン流とトポロジカル絶縁体についての入門書。とにかくとっつきやすく、理系学部一年程度の知識があればスピン流について理解しやすい。しかし、ベリー位相等の部分が難しく、理解しにくい。初めの方は読み飛ばして良いといった初学者へのフォローがあったが、中盤以降はかなり読者を置いてけぼりにする。 トポロジカル絶縁体についての記述も同様で、日本語説明のフォローは多いが、数式へのフォローが圧倒的に足りない。概要をさらうには悪くないが、そのような使い方をするには数式が邪魔すぎる。 このページ数なので仕方ないのだろうが。2020/11/12

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どちらかというと最新研究を分かりやすく解説する読み物って感じだったが入門書として良かった。学部程度の知識で読めるし物性物理学研究者の卵の私的には良い本であった2019/02/14

こずえ

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同じトポロジカル絶縁体に関する本であるなら現代理論物理学シリーズの方が丁寧であったが、入門書としてはこちらのほうがよいかなーという感じ2018/02/07

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