内容説明
「しまくとぅば」を愛する人に
「おきなわ」が「うちなー」に、「ひとり」が「ちゅい」など、日本語と似ているようで似ていない沖縄のことば。それは日本語と同じ祖先をもちながら、独自の変化を遂げたためです。しかも、那覇と首里ほどの距離でも異なるほど、豊かなバリエーションがあります。沖縄本島で話される沖縄語をはじめ、奄美から与那国までの一帯に広がる琉球諸語を見渡し、その歴史をさかのぼります。日本語の親戚ともいえる、このことばの成り立ちと変遷が見えてきます。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
サアベドラ
31
琉球諸語(沖縄語、奄美語、与那国語など。沖縄本島南部を境に南北琉球語に分かれる)と琉球語比較言語学の一般向け入門書。著者は琉球大学教授。2021年刊。前半では琉球諸語の特徴と多様性を日本語との比較で簡潔にまとめ、後半では比較言語学の手法を用いてそれぞれの琉球語から琉球祖語を復元する過程を具体的に例示している。興味深かったのは、復元された琉球祖語が現代日本語にかなり近かったこと。言語の変化という点では、しまくとぅばよりも我々の言語のほうが(最低でも基礎語彙の一部では)だいぶ保守的であるらしい。面白かった。2021/12/08
乱読家 護る会支持!
5
⚫︎沖縄語の特徴。「っ」「ん」で始まる言葉がある。「たちつてと」に「たてぃとぅてと」を使う。長い母音。など。 ⚫︎日本語と沖縄語は、同系統の言語で、ルーツは共通。「うちなー」と「おきなわ」は同源。 ⚫︎「しま」が違えば言葉も違う。島ごとに多様性してきた。島間で意思の疎通が難しい場合もある。 などなど、、、 同じく難解な鹿児島弁との共通点と違いについても教えて欲しかった。2022/01/08
Hiroki Nishizumi
5
音声学を含む言語学の真っ当な学術書。ウチナーグチは分からないな、住まなきゃ無理だろうな。2021/07/17
takao
3
よく言語学では祖語を推定するのだが、どうも違和感あるな。天才集団が言葉を発明し、それが周りに伝播し、方言として変化していったイメージのようだが、本当なのかな?もっと、インタラクティブに方言群として進化してきたのではないか?2021/11/14
Go Extreme
2
琉球諸語の分布 日本語と沖縄語:日本語と沖縄語のちがい 日本語と沖縄語の共通点 言語に「親族関係」があるのか 琉球諸語の多様性:「しま」がちがえばことばも変わる 音のちがいと変化語の意味や使い方のちがいと変化 比較から琉球語をさかのぼる:祖語とは 琉球諸語の祖語を比べる 琉球祖語のすがた2021/06/25




