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内容説明
世界各地を旅したミュンヒハウゼン男爵は、いかなる奇策で猛獣を退治し、敵軍に打撃を与え、英雄的な活躍をするに至ったのか。そして海中、地底、月世界をも股に掛ける冒険はいかに成し遂げられたのか。奇妙だが真実の体験が、彼自身の口から語られる! 有名なドレの挿画も全点収録。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
まふ
104
おなじみ「ほら吹き男爵」の本家版。「ほら吹き男爵」伝承には①ドイツオリジナル②イギリスへの帰化ドイツ人ラスペ版(英語)③これらを集大成したビュルガー版(ドイツ)があるとのことだがG1000への登録は②ラスペ版(英語版)なのでKindle版で読んでみた。ところが③のビュルガー版が中身も豊富であることが判り結局これを読んだ。笑いの質がたわいなくも面白く、バッカバカシク久しぶりに「罪のない笑い」を心ゆくまで味わった。中でも、<狼の口に手を突っ込んで裏表ひっくり返した>ハナシが私的には最も気に入った。G1000。2023/06/25
優希
66
面白かったです。荒唐無稽ながらもドキドキし、引き込まれる冒険譚でした。ドレの挿絵も物語を盛り上げます。2020/07/08
サンタマリア
45
ファンタジー色強めの冒険譚。ドレの挿絵がちょっと怖かった。解説を読んで風刺的な一面や本書成立の背景を知る。ふむふむ。楽しい読書時間でした。2021/05/05
ビイーン
31
奇想天外で呆れるくらい壮大な物語は楽しくて想像力の限界に挑む感じがある。中でも「海洋冒険その5」とそれに続く「海洋冒険その6」がお気に入り。西遊記や桃太郎に似た面白さがあってとてもいい。またドレが描いた挿絵がたくさん収録されていて、この物語の面白さを倍増させる。ドレの挿絵は他にもダンテの「神曲」で見たことがあった。その独特な作風は何度見ても全く飽きない。2020/08/12
K
21
愉快なおじさん(ミュンヘハウゼン)が面白い話を聞かせてくれているといった感じだった。奇想天外な話ばかりなのだが、そこに風刺や奥深さが与えられており、単にばかげた話ではないのが良い。この本をつまらない、下らない、と思うようになったら自分もつまならない人間になるような気がする。ドレの挿絵も効果的で素晴らしかった。2021/02/13
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