内容説明
本書は、日本の伝統芸能「歌舞伎」の魅力が詰まった一冊です。
歌舞伎座に代表される劇場の魅力から、歌舞伎の代表的な演目、著者おすすめの演目の見方、驚きの仕掛けや名セリフの数々、そしてなんといっても役者の魅力について紹介します。
コロナ禍の影響で変わる歌舞伎の興行形態にも触れつつ、令和時代の歌舞伎について、伝統芸能解説の第一人者が語りつくします。
第1章 歌舞伎へようこそ
第2章 舞台を楽しむ
第3章 歌舞伎の物語
第4章 歌舞伎のびっくり
第5章 歌舞伎の人気 役者の力
第6章 名セリフと名曲を味わう
第7章 令和の歌舞伎
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
k5
52
時代小説読むようになって、芸能からの引用があたりまえで、歌舞伎も知らなければ、と手に取りました。ワタクシ何を隠そう、大学時代は能狂言研究会というサークルにおりまして、能の舞台にはけっこう通っていたのです。しかしですね、お金がない頃だったのと、視野狭窄にて、恥ずかしながら歌舞伎は一回も観たことがない、という。経験上、古典芸能はアンチョコがあるのとないのでは全然違うので、これは良い本だと思います。しかし、今の状況でいつ観に行けるかなあ。。。2022/02/12
流之助
12
歌舞伎を1ミリも知らない人には向いていない。少しでも見たことのある人、素養のある人、興味のある人向け。初心者向けでは無いと思うし、ニワカな私にとっても分からない部分は多かったけれど、大まかな歌舞伎の魅力は伝わってくるし、歌舞伎が見たくなるのは間違いない。去年、梨園には不祥事というか不幸が重なってしまった。今年は良い年になるといいな。2024/02/01
Dramaticseimei
6
歌舞伎についてイロハを教えてくれる入門書のような書籍。だと思うのだが、歌舞伎の歴史というよりも、歌舞伎を楽しむためというのをメインとして作られている。有名な作品の内容についてもざっと記載をしてくださっているので理解しやすい作りになっている。歌舞伎をみたいなと思えるようになった。歌舞伎というと少し高尚なものといういめーじをもってしまっていたが、そういうのも知らないがゆえの偏見なのだろうなと思うことが出来たのは良かった!高校の課外学習以来見ていないのだが、また今の知識で見てみたくなった2025/06/18
文
4
最近歌舞伎デビューしたので購入。見所や蘊蓄、基礎が親しみやすい文体で書かれているので観てみたい演目が増えた。2021/10/07
えってぃ
2
知ってるけど見たことない演目について、この本の葛西さんの語り口にまんまと乗せられて、見てみたいと思うものが増えました。2024/10/07