竹書房怪談文庫<br> 夜行怪談

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竹書房怪談文庫
夜行怪談

  • 著者名:内藤駆【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 竹書房(2021/08発売)
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  • ISBN:9784801927889

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内容説明

「人に仇為す者になってしまう…」
土葬が掟の或る地域。
守らぬと恐ろしいことが…
(「土葬」より)

死霊、生霊、生首、鬼、異形…
何が出るか分からぬ暗夜の道行き、奇怪な実話!

一風変わった怪奇恐怖譚を集めた空恐ろしき実話怪談集。故郷の掟に従い土葬にしてくれと遺言した祖母。さもなくば人に仇為す者になってしまうというのだが…「土葬」、突然家に現れた着流しの男。以来、家の至る所で木刀が見つかって…「木刀の家」、不用品を庭に出していると、裏山から鬼が現れ持っていく。御礼に死んだ愛犬を生き返らせてくれるのだが…「庭の男」、幼少期に幼馴染みの家で見た赤い坊主頭の生首。その後、金銭的な浮き沈みがあるたびに幼馴染みの一家は人相どころかまったくの別人に変わってしまう。だがそれに気付いているのは自分だけで…「今の嫁です」ほか、奇怪な25話!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

65
実話怪談集。読み始めた時は割とオーソドックスな怪談集かと思っていたが、読み進めるに従いそれとは違った、何やら不快な顔が所々に見え始める。でそんな時にいきなり突き付けられるのが「今の嫁です」ですよ。怪異の理由も原因もわからず断片的な結果だけが付きつけられる、しかもその結果が実に嫌なもので、本書中の白眉ですな。あとは割とオーソドックスな因果応報譚「般若」や遺言を破ったために起きた出来事「土葬」等、割と基本に沿った話も収録されていて、この辺飽きさせないかな。内容は玉石混交だが玉が多いイメージ、面白かったです。2021/09/18

23
どことなく不思議な話の「木刀の家」やイイ話のような「添い寝」。それからやはり「土葬」が印象に残った。2022/01/06

qoop

9
前著は手慣れた文章で淡々とした印象だったが、本書はこちらの趣味からするとデコラティブで実話感を削ぐ話も幾つか。ただ〈添い寝〉〈木刀の家〉など、書き様によって大きく印象が変わりそうな話も散見されるので、伝えたい方向性を強調する手法なのかも。こうしたてんも実話表現の難易度を左右しそう。〈今の嫁です〉〈庭の男〉も印象深いのだが…2021/09/02

咲夜 藍音

3
『今の嫁です』と『曇りガラス』が印象的。 今の嫁です は、強烈だった。そして、あの終わり方…好き。 怖くもあり、奇妙でもあり、おもしろかったです。2023/10/30

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