竹書房怪談文庫<br> 琉球奇譚 イチジャマの飛び交う家

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竹書房怪談文庫
琉球奇譚 イチジャマの飛び交う家

  • 著者名:小原猛【著】
  • 価格 ¥748(本体¥680)
  • 竹書房(2021/08発売)
  • GW前半スタート!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~4/29)
  • ポイント 180pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801927872

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内容説明

沖縄の闇夜で巻き起こる、呪霊と人の恐ろしきせめぎ合いを現地在住の小原猛が爆筆!

「生霊は本当に恐ろしい…」
禁忌の呪術が人を蝕む! (「イチジャマの飛び交う家」より)


沖縄在住の作家・小原猛が地元の怖い話を纏めた元祖・ご当地怪談シリーズ〈琉球奇譚〉第5弾!
・鬼に憑かれた男性の恐怖と苦悩…「ウニが来る」
・遺骨収集のバイト中に出遭った死者の姿…「指差すひと」
・真似厳禁!セクハラ上司からの悪念を秘密の術式で跳ね返す…「午後四時四分のイキマブイ」
・家に現れるカナブンは恐ろしい呪術の手先!?…「イチジャマの飛び交う家」
・不自然な死が多発する施設、その忌まわしき起源とは…絶対禁忌の忌話「自治会連絡掲示板(利用者は申請すること)」
――ほか収録。決して触れてはならぬ異界がすぐ隣に広がっている…。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

69
実話怪談集。昨今ご当地怪談は数多いが、どこにでもある話の場所を記してご当地と強弁する本も多い。本書はそんな本とは一線を画して、沖縄の空気みたいなものを直接届けてくれる一冊。これは別に沖縄の言葉を使っているからだけではなく、話自体文章自体に何かそこを感じられるものが含まれている気がするからかな。例えば凡百の実話怪談で霊能者の話はもうピンとこないけど、これがユタだとそういうのもあるかという気分に。こちらのオリエンタリズムではなく、そういう物を受け入れる沖縄の空気を感じれると信じたい。話自体はとても満足でした。2021/09/07

あたびー

40
イチジャマとは、いきだま、つまり生霊のことだそうです。全部ではありませんが、生霊の話多めです。ストーカーの生霊を落とすやり方が書いてありましたが、それって沖縄でないと効力ないのでしょうかね。浮気をして出ていった妻と浮気相手の女からものすごい呪いをかけられる話や、あっちから別れを切り出した元カノの生霊に付きまとわれる話もありました。生霊を飛ばす人って、自覚がないのだと聞いたことがありますが、この本の中では自覚のある人が多かった気が。いつもの様に温かい気持ちになる話もたくさん。2021/08/31

かおりんご

34
ホラー。今回も沖縄の摩訶不思議な出来事に、ドキドキしながら読みました。表題の「イチジャマの飛び交う家」と、「ウニが来る」は、どことなく後味が悪く、気持ち悪さ満点。イチジャマを飛ばすと、虫が代わりにやって来るのが不気味。小原さんの話は、やっぱいいなあ。2021/09/07

ネムコ

27
見たら即買いの作者さん。たのしー💕 同じ沖縄県内でも方言があってわからないこともあるとか、昔の言い回しとかも興味深い。今回は生き霊祭り。良い生き霊は蝶や赤トンボに乗り、悪い生き霊はカナブンやカマキリに乗る。一番イヤなのは「自治会連絡掲示板」でした。ちなみに、通勤電車の行き帰りで読みきってしまいました(^-^)/2021/08/31

24
沖縄の方言難しい💦 誰しも心の闇があって無意識ながらイチジャマを飛ばしているんだろうか?どの怪談でもですが終わりが不明や不穏な方が想像力をかきたてられて好きです。2021/10/24

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