内容説明
群馬県小沢岳で男性の絞殺死体が発見された。
被害者はバイオ化学メーカー、モンテサンクト社員で遺伝子組換え作物をめぐる農民反対運動の説得工作に当たっていた。
一方、静岡県の薬剤師・向井は、産婦人科医師の芦沢から頻発する不自然な流産について相談を受ける。
調べると流産に共通するのは、南アルプス・オーガニック農場の生産品を使っている点だった。
二つの事件を繋ぐ接点とは?
食の安全を脅かす「魔の種」に警鐘を鳴らす書下し長篇推理。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きさらぎ
36
遺伝子組み換え作物についての説明が専門的すぎ。そこの部分はもう少し簡潔にしてくれればもっと読みやすかったのだが。バイオ作物に対する知識の積み重ねがその後の展開の鍵となるのはわかるが、下準備の段階が長く、中盤はやや飽きてしまった。ある人物が襲われてからは勢いが出て一気にラストまで読めました。2015/05/15
kei@名古屋
18
こういうこともあるかもしれないけど、こういうことは書いて欲しくないなぁ。と単純に思った。品種改良ってのは太古の昔から行われていることなのだから2015/04/25
Pil
6
遺伝子組み換え作物を巡るサスペンス。正義を求める熱血漢と私利私欲に突っ走るならず者がわかりやすく描かれていてその人間模様がなんとも言えず面白い。知ってる様で知らなかった遺伝子組み換えの農作物についてもサラっと説明がありお勉強にもなります、はい。2021/04/21
はなこたちゃん
2
農業もバイオ技術などが進みハイテク農業という時代だけれど、やはり人智の及ばない自然の摂理の中で私たちは生かされているのかなと感じた。 スーパーなどで普段、目にする「遺伝子組換えでない」という表示、今迄は特に気にしてなかったけれど、これから何を選んで食べたら良いのか怖くなった。2016/07/23
テツオ
2
個人的には遺伝子組み換えは食べたくない。この本はフィクションだが、ノンフィクションの要素もあると思う。2015/06/21
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