内容説明
テレビ局ディレクターの新田直子のもとに国際電話が入る。古い友人を訪ねてブラジルに行った元外交官の父親・剛からだ。
彼はは「死の天使・ヨーゼフ・メンゲレが生きている」と言うのだ。もし本当ならば世界的なスクープだ。
直子は真偽を確かめるためにブラジルへ飛ぶ。その直後、剛はポーランド・ワルシャワ郊外で射殺体となって発見される。
なぜブラジルにいるはずの新田剛がワルシャワで殺されなければならないのか……。
ブラジルに到着した直子は、いきなり父親の死を知らされ、ショックを受けるが、死の真相を突き止めるため行動を起こす。
だが、事件の背後にはナチスドイツの亡霊が不気味にうごめいていた……
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
みどり
3
題材に興味があって読み始めたけれど、若干冗長。 ラストそうする必要があったのか、は読み手次第になるのかな。2022/01/06
moriya-man
0
シンドラーのリストをちらちら脳裏に浮かべながら読みました。サスペンスの展開はある程度想定できるものの面白く、なかなか引き込まれる良い作品だな〜と思いました。 欲を言えば、ドイツと日本との政治的つながりの描写がもう少し深く織り込まれると、さらによかったかな〜 でも、浅学の私では織りこまれすぎると許容量を超えるかもしれませんが・・・・2014/12/03
鈴と空
0
最後は少し盛り返したけど、中盤少々集中力が途切れちゃった。楽しい話じゃないと覚悟はしてたけど、それにしても後味が悪い。2009/03/13
黒とかげ
0
面白かった。だが過去編と比較して、現代編のキャラが弱いのが残念。2018/02/03