フェンダーVSギブソン 音楽の未来を変えた挑戦者たち THE BIRTH OFLOUD 大きな音はカネになる!

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フェンダーVSギブソン 音楽の未来を変えた挑戦者たち THE BIRTH OFLOUD 大きな音はカネになる!

  • ISBN:9784866471532

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内容説明

スタートアップのベンチャー VS 伝統ある老舗メーカー
レオ・フェンダー(機械オタクの技術屋) VS レス・ポール(目立ちたがり屋のギタリスト)
ライバル企業の闘いが、音楽史を変えた。
ロック産業と文化を創造した2大企業の歩みを知る!!

人間ドラマ、企業の覇権戦争を描いた傑作ノンフィクション。

手にしたのが、チャック・ベリーでもバディ・ホリーでも、ジミ・ヘンドリックスでも、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドでも、スライ&ザ・ファミリー・ストーンでも、レッド・ツェッペリンでも、プリンスでも、ランナウェイズでも、バッド・ブレインズでも、スリーター・キニーでも。エレキ・ギターは、新しい寛容な音楽を生み、さまざまな人種的、民族的アイデンティティの共通言語になった。

ロックの歴史はギターでできている!
エレキ・ギター開発史とミュージシャンたちの代理戦争を、
ロック黎明期から黄金期の20年間とともに詳述。

<目次>
プロローグ ミュージシャンたちの代理戦争
1章 エレキはカネになる
2章 天才技術者、レオ・フェンダー
3章 誰も勝てない音を
4章 レオ・フェンダーとレス・ポールの出会い
5章 なんでも作れるって言ったよな?
6章 アーティストになったレス・ポール
7章 スタンダード・ギターの開発
8章 レス、リハビリでビグスビーのギターを手にする
9章 レス&メリーの誕生
10章 フェンダー社の好機
11章 時流をつかんだネーミングで、“テレ”キャスター登場
12章 シングルの売上チャートで4曲ランクイン
13章 何も手を打たないと、フェンダーがこの世を支配するだろう
14章 ベースをギターと同じように目立たせる
15章 テレキャスターが変えた世界
16章 おしどり夫婦の光と影
17章 フェンダー社の対抗策
18章 バディ・ホリーが手にした“快適な”ギター
19章 とどまることを知らないレスの意欲
20章 人種の境界線を曖昧に
21章 レオとランドールの対立、フェンダー社の急成長
22章 売れないレス・ポール・モデル
23章 フェンダーのイギリス上陸
24章 どうしてそんなに大きな音で演奏する必要があるんだ?
25章 若者に売れ! サーフミュージックの流行
26章 レス・ポール・モデルの失敗
27章 成功した孤独な天才技術者
28章 開発者のレガシーを伝える
29章 脇役からヒーローに! ジミ・ヘンドリクスの登場
30章 フェンダー・ベースがキャロル・ケイにもたらした成功
31章 ビートルズにリッケンバッカーを使わせ続けろ!
32章 フェンダー社、ビートルズから不評を買う
33章 フェンダー社を買収するのはどこか?
34章 音楽業界史上最大の買収劇
35章 ディランがエレキを芸術向けのツールとした日
36章 エリック・クラプトンが求めたまったく新しい音
37章 レス・ポール・モデルの復活
38章 リンダが盗んだ白のストラトキャスター
39章 楽曲の主役となったフェンダー・ベースのサウンド
40章 フェンダーと共に現れた“本物”、ジミ・ヘンドリクス
41章 ファズフェイスによる表現の拡大
42章 エレクトリック・ギターがあらゆるものを表現できた
エピローグ それぞれの人生

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

つーこ

26
え?みなさん、それを見ただけで『これはギブソン』『フェンダーのストラトキャスター』とかって分かるもんなんですか?それは男子あるあるなのかな〜。私は音楽大好きだしライブもよく行くけど、見るだけではそれがギターかベースかも正直分かりません。なので、この本に書いてあることがどれほどすごいことかはほぼほぼ理解できていないと思われます。でも、誰かの閃きとか信念によって歴史が変わる話は大好きなので、それなりに面白かったですよ。2022/04/02

hirocchi

15
2大メーカー対決と言うより、前半は帯にもあるレオ・フェンダーとレス・ポールの人となりに焦点を当てた内容であり、後半はエレキギターがステージで脚光を浴び始めた頃の話に触れられていきます。ギターのメカニカルな発展話などを期待される方にはあまり面白くないかも。敗戦後、日本では高度成長に向かって行く中、アメリカで既に音楽の熱き進化が動いていたのは感慨深いです。2022/01/07

leo

11
自らがプレイヤーだったレスと、自分は楽器やらずひたすら開発に従事したレオ。対象的な2人を象徴したような写真のページが面白かった。完全なる陽キャと陰キャって感じ。しかしその後、陽キャ・レスが時代遅れのミュージシャンとなり、陰キャ・レオが若者の流行りに乗ってギター産業の主流になっていくとは皮肉だな。そしてそのまた後立場が逆転したり…まさにギター業界の二種軸と言っていい2人。2022/06/18

本の蟲

10
音楽に疎い自分でも知っている、フェンダーのストラトキャスターにギブソンのレス・ポールモデル。社名、製品名が元は人名だったのは予想の範疇だったが、同年代で面識があるどころか友人同士であり、全くタイプが違う開発者であり、シェアを食い合い、時代と業界の看板をめぐるライバル同士というのは初耳で大変面白かった。ギターはカントリーミュージックやジャズの名脇役であっても、決して主役にはならなかった時代。新しい音楽と楽器を夢想して、ラジオと木工細工を組み合わせて試作していた幾人の先駆者たち。彼らが造ったエレキ・ギター(続2021/10/30

乱読家 護る会支持!

3
僕が物心ついた時には、バンドと言えば、ボーカル、ギター、ベースギター、ドラムス(+キーボード)の4人(+1人)と決まっていたのですが、フルオーケストラの音楽がなぜ3〜4人が演奏するバンドに集約されていったのか、、、、とても不思議でした。 この本を読んで、それが音楽的(音響科学的な)な意味でそうなったのではなく、楽器の開発と音楽産業の発展によってそうなっていったんだなぁと何となく分かりました。 世の中は、お金が儲かる方に動く。進化論は、楽器の世界でも同じで、儲からない楽器は生き残れない運命のようですね。2021/11/22

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