バドミントン 負けないこころのつくり方

著者名：高橋礼華

実業之日本社（2021/09発売）

• ISBN：9784408339894

内容説明

五輪金メダリストが書いた
今よりもっと強くなれるメンタル術

どんなスポーツも、頭で考えてプレーしないと強くなることはできません。
ましてや、バドミントンのように相手と向き合って対戦する競技はなおさらです。

メンタルは試合の行方を左右するもので、技術よりも大切だと思います。
言い換えるなら、強いスマッシュを打つ技術がなくても、
ガッツがあれば勝てるのが、バドミントン。

からだが小さい私が勝つためには、誰よりも考える必要がありました。
相手の表情を観察し、相手の苦手なところを突き、
自分のペースになったら一気にたたみかける。
負けん気の強さも相まって、どんな試合も最後まであきらめませんでした。

そのように、メンタルが具体的な効果となって現れたのが、
2016年リオデジャネイロオリンピックの金メダルです。

私たちの試合を見た子どもたちの中には、「自分もオリンピックに出たい」
「日本代表になりたい」「もっと強くなりたい」と思う人がいるかもしれません。
そんなに人たちに、こう伝えていきたいと思っています。

「バドミントンはメンタルが一番大事だよ」と。

それが現役を引退した私の使命でもあると感じています。

（本書「はじめに」より抜粋）

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[アキ]

2016年リオデジャネイロ五輪決勝戦、デンマークペア相手とのファイナルゲームで16対19になってからの逆転劇は今も鮮明に覚えている。タカマツペアは高橋が165cm、松友が159cmと体格は大きくない。デンマークペアなど180cmを越える海外の選手と比べて戦う武器は、メンタルだと言い切る。誰よりも考えて、試合では世界で一番強いと信じること。著者は2020年に引退し、ジュニア日本代表コーチを務めているが、松友美佐紀は著者の夫とミックスダブルスを組んで頑張っています。彼女のクレバーなプレースタイルがカッコいい。

2023/08/09

[パラオ・スパニッシュフライ]

僕がバドミントンにハマるきっかけとなったタカマツペア。髙橋さんのバドミントンに対する考え方がわかる本です。具体的にメンタルトレーニングを教えてくれる本では無いけど、常に気持ちを強く持ち、ポジティブな考えでプレイをすることが結果に繋がることを教えてくれます。リオオリンピック決勝の劇的なドラマまでどんな人生を歩んできたか、関係者皆さんが語るエピソードも交えて知ることができて良かったです。そして松友さんの髙橋さんに対する思いを読んで、このペアは金メダルを獲るべくして獲ったと確信しました。

2023/05/02

[サファイア]

高橋礼華さんが何故引退を決意したのか、この本を読んで判った気がした。 きっと素敵な指導者になると思う。 これからも応援して行きたい。

2021/09/19